同窓会長コラム第35弾「あらためて、県教委の措置報告書について」

すでに多くのメディアで様々に報道されているので、ほとんどの方はご存知だと思いますが、あらためて県教委の措置報告書(共学化勧告への回答)について少しまとめておこうと思います。

まず、措置報告書に書いてあること、について。
全15ページのうち、勧告の趣旨やこれまでの経過、アンケート結果や各校の意見聴取の概要の紹介などに約13ページが割かれ、残り2ページ程度が「4 今後の方向性」という結論になっています。

そこでは、まず「(1)令和5年度勧告で提言された施策等への対応」の中で、
・教育の機会均等に留意する
・「魅力ある県立学校づくりの方針」の中に今回の県教委の考え方の記載を検討する
・男子校における女性教員の割合に配慮する
・各校の歴史や伝統を尊重しつつ、共学化の際は新しい歴史や伝統の創造を支援する
・男女共同参画の視点に立った教育を一層推進する 続きを読む

同窓会長コラム第34弾「昨日、共学化勧告への(残念な)回答が発表されました」

ある程度考えがまとまってから、と思ったのですが、そうも言ってられず少し書かせていただきます。
※昨日公表された県教育委員会の措置報告書(共学化勧告への回答)は別に添付していますのでご参照ください。

率直に申し上げて、ちょっとがっかりな結論でした。措置報告書を読んでも、奥歯にものが挟まったような言い方で、うがった見方をすれば、結論ありきのようにも感じました。理由が理由になっていない。

私も以前役人でしたが、役人は「書けてナンボ、話せてナンボ」だとずっと思っていました。反対が多く難しい問題も、「どう書けば、どう話せば」相手に少しでも真意を理解してもらえるか、心を尽くしました。最終的に「あんまり面白くないが、まあ、しょうがないな」くらいのところまで理解してもらうことが大事だと思っています。どれだけ考え尽くした、魂を込めた表現ができるかが大事なんです。

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