同窓会長コラム第38弾
「北の大地で校歌を歌う!」

北海道春高会から第30回支部会のご案内をいただき、11月30日に札幌に行ってきました。

現在、春日部高校同窓会には36の支部(春高ヨーロッパ倶楽部を含む)がありますが、国内では一番遠い支部です(直線距離で約800キロ)。北海道には住所が分かっている春高同窓生が57人いますが(事務局調べ)、北海道は広いですから札幌に集まるだけでもなかなか大変です。

代表の加藤清彦さん(高30回)がメールでこまめに連絡をしているそうですが、今回の参加者は5人。以前は現役の北大生をはじめ十数人が集まったこともあったとか。ただ、コロナ禍の休止期間や年齢層が年々高くなることなどから、今は参加者がなかなか集まらないと悩みも深い様子。

今回集まってくれたのは、進学先に北大や旭川医大などを選び、卒業後もそのまま彼の地で仕事に就いて今に至るという方がほとんどでした。

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同窓会長コラム第37弾
「第8回センテニアル定期演奏会」

10月27日、春高同窓会主催の第8回センテニアル定期演奏会を開催しました。このコンサートは、前々会長の今井宏さんが提唱した「春高文化の森構想」の一つの形として、NHK交響楽団理事長でいらっしゃった前会長の日向英美さんの協力を得て、スタートしたと記憶しています。

本校が誇る音響効果に優れた音楽ホール(センテニアル・ホール)を活用し、本校から広く地域の皆様に優れた文化を発信することがねらいで、途中コロナ禍の影響で3年間開催を見送りましたが、一昨年から再開し、今年で8回目となりました。毎回300人を超えるお客様にご来場いただき、我が国最高レベルのクラシック音楽を身近な場所でお楽しみいただいてきました。スタートからご協力をいただいているNHK交響楽団関係者の皆様に感謝いたします。(来年は創設100周年だそうです!)

春日部名物の名入れ凧を持つ演奏者の皆さん

春日部名物の名入れ凧を持つ演奏者の皆さん

今年は、N響から5人の弦楽器奏者の皆さん、そしてジャズピアニストの田中菜緖子さんに加わっていただき、「クラシックとジャズの融合」がテーマの演奏会でした。クラシック音楽にジャズのアレンジを加えるだけで、クラシックのコンサートとは思えないほど、グルーブ感たっぷりの演奏を聴かせていただきました。開会のあいさつで、「ジャンルを超えた音楽の化学反応をお楽しみに」と申し上げましたが、予想を超える演奏に会場の皆さんも大いに盛り上がっていました。

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同窓会長コラム第36弾
「支部会、それぞれ」

毎年9月から11月にかけては各支部の総会・懇親会が目白押しの季節です。今年もこの間に12の支部会が開催されます。

9月1日に予定されていた蓮田支部の懇親会は台風の影響で8日に延期されましたが、この日は晴天。たくさんの皆さんが集まり、よかったです。共学化の県教委報告が出たばかりで、少し憤慨したあいさつになってしまったかもしれません。失礼しました。

八木崎オータムコンサートの様子

八木崎オータムコンサートの様子

9月29日(日)に開かれた大宮支部会の様子については、このHPに大宮支部広報担当の鎌田紹良さん(高44回)や同窓会事務局が紹介記事を出していただいているので詳しくは書きませんが、久しぶりの「母校探訪」と「八木崎オータムコンサート」(春日部支部共催)「懇親会」と続くプログラムは面白い企画だった思います。中心になって企画を練っていただいた戸井田哲・大宮支部長さん(高17回・前同窓会事務局長)のご労苦に感謝いたします。

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同窓会長コラム第35弾「あらためて、県教委の措置報告書について」

すでに多くのメディアで様々に報道されているので、ほとんどの方はご存知だと思いますが、あらためて県教委の措置報告書(共学化勧告への回答)について少しまとめておこうと思います。

まず、措置報告書に書いてあること、について。
全15ページのうち、勧告の趣旨やこれまでの経過、アンケート結果や各校の意見聴取の概要の紹介などに約13ページが割かれ、残り2ページ程度が「4 今後の方向性」という結論になっています。

そこでは、まず「(1)令和5年度勧告で提言された施策等への対応」の中で、
・教育の機会均等に留意する
・「魅力ある県立学校づくりの方針」の中に今回の県教委の考え方の記載を検討する
・男子校における女性教員の割合に配慮する
・各校の歴史や伝統を尊重しつつ、共学化の際は新しい歴史や伝統の創造を支援する
・男女共同参画の視点に立った教育を一層推進する 続きを読む

同窓会長コラム第34弾「昨日、共学化勧告への(残念な)回答が発表されました」

ある程度考えがまとまってから、と思ったのですが、そうも言ってられず少し書かせていただきます。
※昨日公表された県教育委員会の措置報告書(共学化勧告への回答)は別に添付していますのでご参照ください。

率直に申し上げて、ちょっとがっかりな結論でした。措置報告書を読んでも、奥歯にものが挟まったような言い方で、うがった見方をすれば、結論ありきのようにも感じました。理由が理由になっていない。

私も以前役人でしたが、役人は「書けてナンボ、話せてナンボ」だとずっと思っていました。反対が多く難しい問題も、「どう書けば、どう話せば」相手に少しでも真意を理解してもらえるか、心を尽くしました。最終的に「あんまり面白くないが、まあ、しょうがないな」くらいのところまで理解してもらうことが大事だと思っています。どれだけ考え尽くした、魂を込めた表現ができるかが大事なんです。

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