[ 寄稿者:東京春高会広報担当 赤川 和大 氏(高48回)]
去る2月1日(木)に、20年以上に渡って海外で日本語講師をされている宇野浩司さん(高44回)に「海外生活悲喜交々」というテーマで、ご自身の経験談と、海外で生き抜く術やこれからの若者に必要なことについて、ご講演いただきました。
大学(史学科)在学時にドイツ語を学びたくなり、卒業と同時に別大学へ学士入学しドイツ語を学び、大学院まで修了。単身ドイツへ渡りご活躍。夜な夜な酔ってフラついている東洋人がいるぞと有名になったことも。ドイツでは担当者制が明確になっていて、何か頼みごとをしても担当がいないとできないらしく、日本のように「私が代わりに伺います。」ということは無いそうです。
一度日本に帰国し、ご縁あって中華人民共和国に渡った時、中国語はゼロ。最初に教わったのは「私は〜したい」で、その後はテレビの字幕スーパーを見ながら覚えていったそうです。上司が代わると全てが変わる社会で、様々な学校を転々としながら日本語を教えていらっしゃいます。
日本では上司が見てくれていて給料を上げてくれるかもしれないが、海外では自ら言わないと現状に満足していると捉えられる。ただし闇雲に主張せず、自ら決めた基準(例えばこういう成果を挙げたら、等)で交渉すると良いなど、海外生活でのアドバイスも多数いただきました。
次回は下記の通り、5月31日(金)19時より東京都台東区上野付近で半導体関連をテーマに開催を予定しております。詳細は別途ご連絡させていただきます。お気軽にご参加ください。