同窓会長コラム第20弾「埼玉新聞社主催『新春賀詞交換会』に参加しました」

新年1月5日(金)に同窓の関根正昌社長(高29回卒)の埼玉新聞社が主催する新春賀詞交換会がパレスホテル大宮で開かれました。県内政財界や文化界、スポーツ界などから約900人が参加しました。

春高同窓会長にもご案内をいただいたので、昨年に引き続き参加させていただきました。ちょっと大勢過ぎて誰がどこにいらっしゃるのかよく分からない世界でしたので、可能な範囲で新年のご挨拶をさせていただきました。

実は、会が始まる前に出席者の中から無作為抽出で約50人が新聞社からインタビューを受けることになり、私もその1人として別室に案内されました。
その際インタビューに答えた内容の一部が抜粋され1月6日の埼玉新聞の記事になっていると教えていただきました。ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで紹介させていただきます。

「同窓会はヨーロッパを含む37の支部がある。会員は愛校心の塊のような人ばかり。若い人の力も借り、多世代の縦のコミュニティーを大事にした“未来志向の同窓会”を目指したい。」

これはインタビューに答えた内容のごく一部です。同窓会というとおじさんたちの集まりのように若い世代の同窓生が考えているとしたら残念なことですので、あえて「未来志向」という考えを申し上げました。
同窓会は、昔を懐かしく蘇らせるだけでなく、世代間交流の場、異業種交流の場、地域発展の作戦会議の場、などいろいろな可能性をもった集まりです。同窓会に出ると面白いな、楽しいな、役に立つな、と参加された方が思っていただけると嬉しいです。

当然、今の関心事である共学化の問題についても聞かれました。あくまでも個人的な意見という前提で少し答えさせていただきました。
「同窓会としては生徒ファーストで考える」
「高校選択の多様性や選択の自由が保障されていることが最も重要」
「共学になったとしても男女共同参画が進むかは疑問」
「別学のままでも男女共同参画を進める新たな教育スタイルを創造していけばいい」
「120年を超える春高の歴史と伝統を壊してまで共学化する意義があるのか疑問」
などなど。

もちろん同窓生の中には、時代の流れだから共学化はやむを得ない、とお考えの方もいらっしゃると思います。これからPTA、後援会の保護者アンケートの結果も出てきます。様々な意見を尊重しながらも、春高の総意として「オール春高」で今回の勧告書へ回答したいと思っています。


埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 種村 隆久

*関連ページ: 種村隆久会長の挨拶(2022年7月公開)