同窓会長コラム第21弾「共学化問題-2月10日に県教委の意見聴取会!」

共学化問題は、県教育委員会が県立別学校12校に意見聴取に来校することになりました。本校は、2月10日(土)午前10時から大会議室において実施します。
同窓会、PTA、後援会の会長、副会長、ほか有志で臨む予定です。席は約70席あります。お時間とご意見がある方はご参加ください。

先週末の1月26日(土)に浦和高校同窓会、PTAへの意見聴取会が行われました。他には、1月30日に浦和一女高、31日に熊谷高校、2月3日に熊谷女子校、2月17日に川越高校などの日程が決まっているようです。その他の別学校も順次意見聴取が行われる予定です。

本校は、意見聴取会に先立って、2月2日(金)午前10時に,同窓会長、PTA会長、後援会長の3人で、県教育委員会に春高としての意見書を直接提出する予定です。現在、同窓会副会長さん、PTA、後援会にもご協力いただき、意見書最終案の作成中です。

意見書作成にあたっては、同窓会として、37支部に書面にてアンケート調査を実施し、25支部から回答をいただきました。ほとんどの支部で現状維持(共学化反対)の回答でした。(会長さん個人のご意見もあるようなので「ほとんどの支部」とします)

PTAは、在校生の保護者の皆さんにWEBアンケートを行い(1/9~1/14)、622人から回答がありました。共学化反対が約83%、賛成が約5%という結果でした。また、子どもを別学校(春高)に通わせてよかったか、という問いには約98%の方が「よかった」と答えました。

現役生徒では、新聞部が全学年アンケートを行い(方法は不明)、約87%の生徒が共学化反対という意見でした(賛成約13%)。

これらの回答や意見を尊重し、春高同窓会、PTA、後援会が県教委に提出する意見書は共学化反対の基調で作成しています。ただし、「ただ反対」というだけでは、また10年後に同じような動きが出ないとも限りません。

確かに男女共同参画は時代の流れではあります。ただ、共学化さえすれば男女共同参画が進むのだろうか、120年を超える春高の歴史と伝統を壊してまで共学化する意義はあるのだろうか、多くの生徒や保護者も今のままがいいと言っている声にどう答えるのだろうか、疑問や懸念は尽きません。すぐに答えが出るとは思いませんが、未来に向けた意見交換ができるような意義ある意見聴取会にしたいと思います。


埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 種村 隆久

*関連ページ: 種村隆久会長の挨拶(2022年7月公開)