「祈りの響き 〜作曲家 立原 勇 作品集〜」のご案内(2026年7月27日 川口リリア音楽ホールに於いて)

東京藝術大学に在学していた頃から、私は一貫して「祈り」というテーマに向き合い、作曲を続けてきました。ここで言う「祈り」とは特定の宗教や教義に基づくものではなく、私たちが日常の中でふと立ち止まり、何かを願い、想いを馳せるという、人間の最も純粋な行為としての「祈り」のテーマです。

昨年、私は大病を患い、現在も治療を続けています。この経験は、私に「人生は決して無限ではなく、有限である」という事実を強く突きつけました。限られた時間の中で、自分は世界に何を残せるのか。そう自問自答した時、これまで書き溜めてきた自身の作品たちを、ひとつの形として皆様にお届けしたいという強い思いに駆られました。

本公演では、東京フィルハーモニー交響楽団の名手たちに加え、長きにわたり私と音楽の苦楽を共にしてきた、心から尊敬する演奏家たちをお迎えし、私の作品の核心である室内楽の響きをお届けします。プログラムには、ピアノ三重奏やピアノ五重奏といった王道の編成にとどまらず、多彩な音色を散りばめました。無伴奏トランペット・ソロや、2本のトランペットとピアノによるアンサンブル。そしてバストロンボーンとピアノという、一般的には大変珍しい編成による祈りの響きです。

川口リリア音楽ホールという美しく豊かな残響空間で、皆様とこの特別な時間を共有できることを、心よりお待ち申し上げております。

高33回卒・立原 勇

「春燦々会」の歌をレコーディングいたしました。ぜひ、お聴きください。

[ 寄稿者:春燦々会(高33回) 文章:立原 勇 氏 ]

我々、高校33回卒業生の同期会は、卒業回の33という数字に基づき「春燦々会」という名前で通常の同期会としてはもちろんのこと、温泉旅行や京都や九州等への旅行など、幅広く活動しています。以前、同期会として学校の音楽ホールにて演奏会を開いたことがあり、その際、同期会の歌である「春燦々会の歌」を作成しました。詩は春燦々会の会長である岩本氏と幹事長の中原氏により作詩、そして作曲は私・立原が担当しました。この歌は、同期会で集まる度、校歌と共に歌っています。

歌は、ヴィヴァルディの四季を参考に、1〜4番を、

  • 1番:春の訪れと共に始まった高校時代
  • 2番:社会人として暑い夏のように頑張って邁進している姿
  • 3番:秋の訪れと共に自分の人生を振り返る姿
  • 4番:人生のゴールが近づくも校歌はいつもすぐそばに

というイメージで作詩しています。 続きを読む