同窓会長コラム第61弾「中村行生先生(高5回)の訃報に接して」

5月23日(土)、ちょうど今年度の本部役員会の会議中でした。春高同窓会事務局長を長年にわたって務めていただいた中村行生先生が亡くなったとの訃報が突然入ってきました。会議中だったので、すぐに出席していた役員さんにお伝えしましたが、皆さん一様に驚きを隠せず、大変残念そうな声が上がりました。

同窓会にとって、中村先生はとても大きな存在でした。一方、春高では、英語の教員として、或いは新聞部の顧問として、授業や部活動を通じて、多くの生徒を指導し、叱咤し、愛してきたのでしょう。そして、多くの生徒に親しまれてきたのでしょう。

私は、残念ながら、中村先生の授業を受けたことはありませんので、私にとって、中村先生は、ずっと同窓会の事務局長さんでした。いつも穏やかに笑っていらして、でも、時々笑いながら結構辛辣なこともおっしゃる。

25年くらい前になるでしょうか。ちょうど春日部・春高会(春日部支部)の事務局で雑務的なことをやっていた頃、本部事務局長の中村先生とは時々連絡を取ったり相談したり、いろいろとお世話になっていました。そんなある時「種村さん、副会長をやってもらえないか」と言われたのです。そもそも同窓会本部のこともよく分かっていなかったので一度辞退したのですが、中村先生がおっしゃるには「若手に入ってもらって活性化したい。地域の支部会で頑張っている若手ということで声をかけた」ということでした。大変熱心にお話をいただいて、結果として、ありがたく引き受けさせていただきました(先輩にお声かけされてお断りするというのは失礼ですし)。

最初、あまり熱心な副会長ではありませんでしたが、中村先生や、次の事務局長の戸井田先生(高17回)から事あるごとにお声かけをいただき、大事な打合せなどに参加させてもらって、いろいろ勉強させていただきました。つまり、中村先生がいらっしゃらなかったら、今の私はない、ということになりますかね。その意味でも、本当にお世話になりました。

前々会長の今井宏さん(高12回)が2023年3月に亡くなり、今回、中村先生が亡くなられて、私が同窓会本部役員になるきっかけをいただき、右も左も分からない頃にいろいろと教えてくださったお二人が続けて他界されて、あらためて時代の推移を感じているところです。ご冥福をお祈りいたします。

さて、今年も6月28日に同窓会総会が予定されています。多くの同窓の皆さんにご参加いただけると思います。ホームカミングデーでは、30歳になる若手OBも集まってくれます。ベテランから若手まで連綿と続く同窓のつながりが、同窓会を未来へと導く力強い推進力です。過去を偲びつつ、未来へと思いをはせる。そんな機会になれば大変ありがたいです。

埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 種村 隆久