第7回N響コンサート開催(精鋭メンバーによる多様な響きに魅了されたひと時でした)

演奏風景

演奏風景

2023年11月12日(日)14:00、春日部高校センテニアルホールにて、第7回N響コンサート「N響メンバーによる金管五重奏」が開催されました。演奏メンバーは、トランペット:長谷川智之氏、トランペット:山本英司氏、ホルン:今井仁志氏、トロンボーン:古賀 光氏、テューバ:池田幸広氏。

プログラムは、前半はクラシック基調の曲が演奏され、後半はジャズそしてロック調の曲が演奏され、多様な響きを満喫した2時間の至福のひと時でした。観客の方々も満足感いっぱいで帰られました。

曲目とその紹介は、このN響コンサートのためにご協力いただいてる中村聡武 氏(高44回卒 吹奏楽部、株式会社テンポプリ代表取締役)の解説の一部で紹介します。

    1. 歌劇「魔笛」序曲(モーツァルト)
      モーツァルトが35歳で亡くなる年に作曲された最後の歌劇
    2. 小フーガ ト短調(バッハ)
      耳なじみの曲、冒頭の悲しみを帯びたメロディがフーガという形式で繰り返し形や音域を変えながら複雑に絡み合っていく作品
    3. 目覚めよと呼ぶ声あり(バッハ)
      元は教会の合唱作品用として作曲されたもの、親しみやすいメロディで金管五重奏により奏でなれる
    4. 空想・おもちゃ・夢(ファーナビー)
      ヴァージナルと呼ばれるピアノの前進となる楽器での作品。6つのパートからなり、それぞれのタイトルに空想、おもちゃ、夢がついている

— 休憩 —

  1. チュニジアの夜(ガレスピー)
    モダン・ジャズのスタンダード・ナンバーとして愛された名作。エキゾチックな雰囲気のテーマと最後のカデンツァが鮮烈な印象を与える。ソロのメロディも聴きどころの一つ
  2. ジャイブ・フォー・ファイブ(ネイグル)
    金管五重奏をオリジナルとした人気作品。ホルン、トロンボーンの軽快なリズムの上に、トランペットの乗りの良さ、途中からはチューバやトロンボーンのソロも楽しめる。聴きながら自然と体をスイングさせたくなる曲
  3. アイ・リメンバー・クリフォード(ゴルソン)
    サックス奏者のゴルソンが、亡くなったトランペット奏者を追悼の意を込めて作ったバラード、ジャズファンにはお馴染みのナンバー
  4. ウェスト・サイド・ストーリーより(バーンスタイン)
    ミュージカルの名作中の名作としてしられる中のナンバーを披露、とても人気のあるバーンスタインの代表作品、本日の演奏会のフィナーレを飾る華やかな演奏

ここで、記念品を吹奏楽部部員から庄和の大凧の小型版を贈呈しました。

そして最後に、アンコールでイギリスのミュージックホールで良く演奏された曲「女の子」というのが演奏され幕を閉じました。

コンサート終了後には、吹奏楽部員から質問を受けさせていただく時間も設けてもらい、部員は熱心に指導を受けていました。