[ 寄稿者:東葛春高会広報担当 蓮見 博之 氏(高24回) ]
第4回東葛春高会が開催されましたのでご報告いたします。今回が、松戸で行う2回目の春高会となりました。当日は生憎の雨模様でしたが、出席者全員元気に集合し、高校24回卒の鈴見智二氏(先生)の~変わった?春高生気質・現校舎Before After~の演題で講演をしていただきました
訥々とした語り口ではありますが、自身が生徒として学び、その後教師としても赴任した母校への愛情溢れる内容でした。自己紹介から始まり、アイデンティティとしての「春日部高校生とは」から、100周年の直前に赴任した母校の様子と以下のような教師として思い出深い生徒の話。
「鉛筆が走る」…サッカー部員だったそうっですが、試験が始まると、サラサラと淀みなく鉛筆を走らす勉強のできる子。
「官僚か商社か」…先生、官僚になるのと商社に行くのとどちらがいいと思います。と相談してきた学力優秀な子。そんなのわかるかと言ったら自分で商社に決めて進学したできる子。
「余興を披露」…修学旅行に小道具をいっぱい持ち込み、何をするのかと思いきや、先生方の食事時にその小道具を持って余興をやりに来た子。
また、100周年事業で新校舎ができたと思ったら、福島県から共学の風が吹き、父兄の間からもお洒落な校舎を男だけに使わすのは勿体ない的な発言があったり、身内(先生)からも自分の娘を春高に通わせたい的な発言が出たりと、いろいろな裏話もしていただきました。
さらに、「文武両道」「質実剛健」を二枚看板については、新校舎は建築技術の進歩で窓は広く明るくなったが、南北の風の吹き抜け口がなく夏場は、若い男だけの教室は熱気がこもるため、また温暖化の影響もありついに冷房を完備したという逸話。高レベルでの部活動を行いつつ、地区第一の進学校を守るため、65分授業を導入したこと。等々苦労話もしていただきあっという間の一時間でした。高34回卒の駒崎さんから提供いただいた、新校舎落成記念のパンフレットのコピーと「地域住民の生涯学習の場として開かれたスクール春日部高校音楽ホール」の資料も大変効果的でした。
第二部は、菊田東葛春高会会長の挨拶で始まり、田中靖男同窓会本部副会長より本部同窓会の活動状況や近況の報告をいただいた後、一同で乾杯し、歓談を挟んで、野田支部の高野支部長にもご挨拶をいただき、和気あいあいと始まりました。今回は、参加者人数は前回と同じでしたが、初めて参加された7名の方と野口先輩に次ぐ年長参加の山田先輩にご挨拶をいただきました。最後に、恒例の校歌斉唱で盛り上がり、またの再会を誓ってお開きとなりました。
次回は、春の「矢切の渡しと柴又帝釈天の史跡巡り」ですが、日程が決まりましたらまたご案内いたしますので、楽しみにお待ちください。