寄稿者:応援指導部OB会員 栄田 祐 氏(高73回)
共同寄稿者:同会員 片山 渉氏(高73回)
同会員 田中 大凱 氏(高73回)
3月22日(土)に創部100年記念式典が第一部と第二部に分けてそれぞれ開催されました。
第一部は春日部高校音楽ホールにて催され、長井勝利さん(高34回)の司会、OB会会長の中村亨さん(高31回)の挨拶でスタートしました。前半では、OBによる100年を振り返るトークセッションが行われ、後半では、コロナで文化祭が中止となった代を中心とした若手のOBと現役部員による演技披露が行われました。前半のトークセッションでは、新井和行さん(高55回)が作成した歴代の写真を詰め合わせた振り返り動画もお披露目され、郷愁の念に浸り多くの方々の目に涙が浮かぶ光景が見られました。
後半の演技披露では、100年を記念した団旗を含む歴代団旗3本のお披露目や、応援歌・校歌披露が行われ場内の盛り上がりが最高潮に達しました。私自身も団旗披露にてステージ向かって左側の団旗掲揚を担当させて頂き、新型コロナで文化祭が中止になった世代であったため非常に胸が一杯になりました。
このステージ披露を通して高校卒業以降も我々94代が当時のままに抱いていた悔しさが晴れたと感じました。現役時のコロナ禍当時から心配してくださり、ステージに役割を与えてくださったOBの先輩方そしてサポートしてくれた現役部員には感謝してもしきれない気持ちです。今後もこの感謝の気持ちを忘れず、現役の練習指導や応援指導部OB会の活動に還元していきたいです。
第二部は春日部駅ヤマヤ新館にて懇親会のかたちで催されました。ここでは、木村泰明さん(高44回)の司会の下、長谷川博さん(高29回)の絶”口”調な乾杯発生でスタートしました。続いて、歴代応援指導部の顧問の先生の挨拶があった後に細谷周平さん(高77回)のリードによる春高健児を斉唱し、世代の隔たりを感じることなく一同が肩を組んで熱狂しました。その後も熱が冷めることなく、「OB会に上下関係はなし」という言葉の下、OB同士の親睦を深め合い、片山渉さん(高73回)のリードによる校歌を斉唱しお開きとなりました。
最後の校歌斉唱では、我々94代が現役当時に抱いていた、今まで繋いでくださった伝統を繋ぎきれなかったのではという後悔の念が払拭されたと感じました。今後も、我々94代一同でこのような方々と知り合うことができた経験を生かして応援指導部のためにできることを毎年のOB総会などを通じて考えていきたいです。
今回の式典を機に100年という流れを再び認識し合い、世代の垣根を越えた結びつきが強くなったと感じました。この先もこの強い結びつきの下、われわれ春日部高校応援指導部OB一同は春日部高校同窓会を盛り上げてまいります。