第9回東葛春高会総会が開催されました

[ 寄稿者:東葛春高会広報担当  蓮見 博之 氏(高24回) ]

東葛春高会集合記念写真

東葛春高会集合記念写真

第9回東葛春高会が、松戸市の聖徳大学10号館で10月19日(土)に開催されました。今回は、今年度より赴任された角坂 清博校長先生に「最近の春高生は?男女共学化は?」の演題で講演いただきました。

まず、現在の春高生については、先輩に春高はいいぞと勧められ赴任を希望して地学担当教師として赴任した際、本当に良い学校だったこと。その時と今回も春高生には変わりがなく非常に良い学校であるとの感想をいただきました。

また、コロナ禍の影響で急速にIT化が進み現在は全員にタブレット端末が配布されたこと。それも東部地区拠点校であるため優先的に進められたとのことでしたが、姉妹校提携をしているメルボルン高校では既に生徒はタブレット端末のみ持参しての授業であること、日本の高校との教育内容の違いなどをうかがいました。なお、今後の日本の教育方針も「正確で失敗しないより、無から有を創出できるような人材を創る」といったように大きく方向転換するそうです。

共学化問題については、県教育委員会よりの措置報告書や実施されたアンケートの内容に基づき解説いただきました。その際、前任が県立学校人事課長のため、着任時には共学化させるために来たと誤解を受けたこと。また、共学化反対の意見書を何故か私が受け取っております。との裏話もありました。

この問題は、約20年前にも起こっておりますが、当時と同じように共学化を推進するとの回答だったものの、今回は共学化の主体は県教育委員会にあると明確にされたこと(前回の主体は各高校)だそうです。又、差別撤廃条約に違反しているとの文言は、県知事からの別学校であることは条約違反ではない筈との指摘により削除されたそうです。

喫緊の課題は人口減少による、生徒数の減少で、複数校を統合せざるを得ない事態が来るでしょうと旧学区ごとの人口推移表で説明していただきました。北部地区が一番危うく既に定員割れの高校が出てきている。次いで東部地区が危うく近い将来何らかの影響が出てくるのではないか、その時には共学化も手段として採用せざるを得ないのではとのことでした。

参加者からももっと春高の良さをアピールすべきとの意見があり、説明会も今は野田ではなく流山市の方が生徒応募の可能性があるとの提言がなされました。参加いただいていた野田支部栗林支部長からも、私たちのころと異なり今は優秀な生徒は私立に行ってしまい、春高が第一選択肢ではなくなっている。といった有意義な意見交換も行われました。

引続きの懇親会では、飯島同窓会副会長から大河滔々基金についての現状報告とご挨拶をいただき、最後に恒例の懇親会と校歌斉唱で盛り上がりお開きとなりました。