同窓会長コラム第30弾「同窓会室の年表『春日部高校の歴史』が新しくなりました」

同窓会室に行ったことありますか?
春高に来ても特に用事がなければあまり立ち寄ることもないかもしれませんが。校舎2階で、ちょうど食堂の上あたり。同窓会事務局があり、行けば竹村事務局長と関根事務局次長が迎えてくれます。
室内は春高の120年を超える歴史資料の宝庫で、何点の資料が所蔵されているか分かる人は多分いないんじゃないでしょうかね。

部屋に入って一番左奥の壁に春高の開校以来の主な出来事を記載した年表が掛かっています。

1898年(明治31年) 埼玉県第四尋常中学校として設立許可 に始まって、
1899年(明治32年) 埼玉県第四中学校として開校。生徒定員5百名
1901年(明治34年) 埼玉県粕壁中学校と改称
1907年(明治40年) 校歌制定(現在の校歌は大正12年ごろ普及)
1923年(大正12年) 大地震により校舎大破
1928年(昭和 3年) 校旗を制定し推戴式を行う
1949年(昭和24年) 埼玉県立春日部高等学校と改称
1953年(昭和28年) 出火により木造校舎の大半を消失
1975年(昭和50年) 野球部、秋の県大会優勝
1999年(平成11年) 地上4階建て地下1階の現校舎竣工
創立百周年の多彩な記念事業と式典を挙行  などなど。

春校の主な歴史が一覧で分かる年表です。ただ、この年表、実はしばらく創立100周年で止まっていたのです。したがって年表の左側に空白の部分がありました。そこが気になった事務局がこの際せめて創立120年まで埋めておこうということで、昨年度中にアップデイトしてくれました。(出来上がりは写真のとおり)

ただ、120年で年表のほぼすべてのスペースを使ってしまったので、この後、130年、140年と春高の歴史が続くにしたがって年表の幅が足りなくなることは明白です。さらに今でも壁面のほとんどのスペースを使って掛かっているので、出来事を追記して年表を新調したら、横幅が長くなる年表をどうやって壁面に収めるのか、また新たな悩みが……

同窓会室のドアは常にオープンです。時々、この年表を眺めて春高の歴史・伝統・文化に思いを馳せるのもいいかもしれません。時間があったら、どうぞお立ち寄りください。(お茶やお菓子はでないかもしれませんが 笑)

最後に、考えたくもありませんが、くれぐれも、この年表に「共学化」なんて悪夢のような文字が絶対に刻まれることのないように。質実剛健、文武両道の公立男子校としての誇りを胸に新たな歴史を進めていきましょう。


埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 種村 隆久

*関連ページ: 種村隆久会長の挨拶(2022年7月公開)