畠山重忠の足跡を訪ねて
(蓮田春高会名所旧跡巡り)

[ 寄稿者:蓮田春高会広報担当 岡野 晃 氏(高24回) ]

県立嵐山史跡の博物館

県立嵐山史跡の博物館

NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」で中川大志が演じた鎌倉の御家人、畠山重忠の足跡と比企一族の菩提寺を訪ねました。

会員12名が参加し、9時30分に県立嵐山史跡の博物館に到着しました。鎌倉時代に活躍した畠山重忠の居館としての菅谷館跡には、戦国時代の城としての顔もあるといいます。

その後、博物館を出て2組に分かれ、会員6名にボランティアガイドが2名つき、城跡を歩きました。本郭・二ノ郭・三ノ郭の土塁は城の囲いとし、目隠しの土塁や先が見えないように造られた門もあり、守りに工夫を凝らした城という感じを受けました。


深谷市畠山の史跡公園

深谷市畠山の史跡公園

道の駅はなぞので昼食をとった後、畠山重忠生誕の地といわれる深谷市畠山の史跡公園に行きました。産湯の井戸や重忠墓名の石碑、父重能の墓を、市職員とボランティアガイドの説明を受けながら観ました。

義経が一の谷の平家軍を襲撃しようとし、鷲尾三郎を先導として越えた難所、鵯越(ひよどりごえ)の逆落としに加わった重忠。馬を背負った銅像もありました。熊谷次郎直実は直実節に歌われ有名ですが、重忠の方が武士としての格は上だという説明があり、帰り際、作詞畑やわら、唄三橋美智也の重忠節というCDをいただきました。

最後は、北条氏により一族を滅亡させられ、歴史の表舞台から消えた比企一族の菩提寺、川島町の金剛寺へ行きました。なぜ比企氏の墓が川島町にあるのかという経緯を、住職が説明してくれました。

異常な暑さが収まり、朝夕の風が涼しく感じられる秋の日に、関東武士の鑑といわれる人物の足跡を訪ねた小旅行でした。

[ 文責:岡野 晃 ]

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