蓮田春高会 第20回 名所・旧跡探訪

[ 寄稿者:蓮田春高会広報担当 岡野 晃 氏(高24回) ]

蓮田春高会 名所・旧跡探訪実施さる
【坂東市・逆井城跡、平将門史跡を訪ねる】

第20回の蓮田春高会の名所・旧跡巡りが秋晴れの好天の下、行われました。参加者は15名で蓮田東郵便局前から8時に全員集合し出発しました。今回の目的地は、茨城県坂東市の逆井城跡、平将門史跡をボランティアガイドであります『坂東市ふるさとガイドの会』の皆様に解説をお願いして巡りました。

逆井城にて

逆井城にて

最初の訪問地は、逆井城址で、私たち一行を駐車場で待ち受けていたガイドにより城跡を巡りました。逆井城は、戦国時代に作られた城で、3代城主逆井常繁の時(1536年)、北条氏康に攻められて落城し、北条氏の支配下になりました。その後、佐竹氏等との対立から、北条氏繁が北関東の最前線基地として拡張工事を行い飯沼城としましたが、1590年の豊臣秀吉による小田原征伐に伴い廃城となりました。今は、発掘調査が行われ、当時の二層櫓、井楼矢倉、主殿が復元され、関宿城門、観音堂が移築されておりました。城内は戦国末期の築城技法により、南北30km、東西1kmの旧飯沼を自然の要塞として作られ、広大な遺構となっておりました。城全体は、樹木で覆われ参加者はガイドさんの説明を聞きながら、城跡を見学しました。その後、昼食では今年取れた新そばを美味しく頂きました。

石井の井戸にて

石井の井戸にて

昼食後は、平将門の史跡を訪れました。地元では「平将門公」と呼ばれ、今から1000有余年前、関八州を手中に収め、自ら「新皇」と称した英雄とされています。天慶3年(940)2月14日平将門は坂東市岩井の北山の戦いで藤原秀郷、平貞盛ら連合軍に敗れ、38歳で生涯を終えたとされています。私たちは、ガイドさんの説明を受けながら、国王神社、島広山、延命寺、石井(いわいと読む)の井戸、一言神社を訪れました。更にバスに乗り、延命院にある胴塚にお参りしました。

今回の逆井城跡、平将門史跡を見学いたしましたが、ガイドさんの歴史を正しく伝えたいとの日々勉強に努めた熱心な説明により、1000年も前の時代から戦国時代までの多くのことを学びました。また、ガイドさんたちの地元愛にも感激しました。今回の名所・旧跡巡りに初めて参加した会員もおられましたが、楽しく勉強になったという声を頂きました。

次回の名所・旧跡探訪を更に充実したものとなるよう検討しますので、多くの方の参加をお願いいたします。

[文筆:柳澤]