第6回東葛春高会『教育は一瞬にして永遠である』

[ 寄稿者:東葛春高会広報担当  蓮見 博之 氏(高24回) ]

東葛春高会集合写真

東葛春高会集合写真

第6回東葛春高会が、松戸市の聖徳大学10号館で11月17日(土)に開催されましたのでご報告いたします。

今回は、元全国中学校長会会長岩瀨正司氏に表題で講演をいただきました。岩瀨氏は、教育信条である『教育は一瞬にして永遠である』との演題で、つい先日招かれて行かれた中国の話題から説き起こして1時間以上たっぷりお話いただきました。

先ず、昭和世代である我々にはわかりやすい、中国といえば天安門広場前の道を人民服を着た沢山の男女が自転車に乗り出勤する姿。これはもう時代錯誤の遺物だそう。行っている間に人民服を着た人には全く合わず、天安門広場は車の洪水とのこと。さらに、ある地方都市では走っている車がベンツ、アウディ、レクサス等々すべて高級車。今の中国に昭和世代の知っている昔の面影は全くありません。とのとでした。強烈なインパクトを受けたそうです。

しかし、やはり日本の教育の積み重ねは凄い、一日の長ありとのこと。東日本大震災で世界が驚いた混乱は最小限で、整然と順番を待つ姿は、学校教育の賜物。給食当番や掃除当番で生徒自らが他人のために行い、相互に助け合うことから生まれているといえるそうです。

また、部活動等の顧問の仕事で築かれる生徒との絆、師弟関係は終生の交流にも発展しては、親子にも似た温かい人間的なつながりを醸成する正に、一瞬にして永遠の関係となるそうです。

なお、部活の顧問としての活動は面倒を見た子供たちと一生の付き合いになるほどの時間にもかかわらず、正規の勤務時間にはならないそうです。先生に残業なし。来賓で見えた益子校長先生も春高の若手の先生方も遅くまで働き、ブラック一歩手前だが、若手の先生方曰く生徒の面倒を見て彼らの頑張りを支えるのが楽しいからと話されておりました。春高生幸せだな~


[ 第二部 ]

第二部は、菊田東葛春高会会長の挨拶と創立120周年記念事業の大河滔々育英基金への協力依頼で始まり、竹村同窓会事務局次長からの祝辞をいただき乾杯の音頭で一同乾杯し、和気あいあいと進行しました。

また来賓でお越しいただいた益子校長先生からは春高の近況を、部活動等では関東大会に進出した部の報告、囲碁部の活躍、今年は将棋に強い新入生が入学したこと。勉強では赤点取ったら試合に出さない、東大に10名は送り出そうを合言葉に生徒には猛烈に頑張らせている等々、ご報告いただきました。

益子校長先生も本年でご定年とのことでご自身の掉尾を飾るべく頑張っていることがひしひしと感じられました。恒例の校歌斉唱で盛り上がり、またの再会を誓ってお開きとなりました。

最後に、大河滔々育英基金に賛同・協力いただき集まった寄付金10万円は東葛春高会有志として春日部高校同窓会に送金致しましたことをご協力いただいた皆様にご報告させていただきます。

次回は、初夏の「松戸市健康ウォーキング」ですが、日程が決まりましたらまたご案内いたしますので、楽しみにお待ちください。

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