同窓会長コラム第55弾「センテニアルホール改修事業」

春高音楽ホール(センテニアルホール)は、春高100周年の際に現校舎と一体で建築されました。建築後25年以上が経過していますが、その間、特段のメンテナンスは行われていませんでした。3年ほど前にステージ上のグランドピアノをオーバーホールしましたが、その時も設置者である埼玉県の予算措置はなく、同窓会と後援会が費用を出し合って直したのです。

これは、行政機関のよくないところで、施設の建設が終わると「やれやれ」となってしまい、その後の定期的なメンテナンス計画などは後回し。特に、昨今はどの行政機関も財政状況が厳しいものだからなおさらです。

さすがに春高音楽ホールも経年劣化が進み、例えば空調設備は3系統ありますが、きちんと動くのは1系統のみだと聞いています。最近の日本列島はとんでもない気候で、真夏に満員の客席(400席)を冷やすには力不足です。

昨年6月下旬の同窓会総会は、ホールのドアを開けてレンタルした大きな扇風機を回して凌ぎましたが、同窓会主催のセンテニアル定期演奏会(N響コンサート)は、さすがに扇風機を回す訳にいきません。一昨年10月に開催した演奏会は「ジャズとクラシックの融合」というテーマで大変緊張感と迫力のある演奏が繰り広げられ大好評でしたが、お客様のアンケート結果で一番多かった感想が「暑かった」(!?)

本来ならば、このホールは学校利用(文化祭、部活動発表会、学校説明会など)以外にも、その素晴らしい音響効果から、地域の音楽団体の皆さんにも広く開放し活用していただくことが望ましいのですが、いつ空調が不調になるか冷や冷やしながらでは市民開放もあまり積極的にできなかったという事情もあります。

このたび、埼玉県12月議会で、設置後20年以上経過した高校施設を改修するため「快適ハイスクール施設整備事業」という事業予算が計上され、その中で、春高音楽ホール改修工事(空調、照明、外壁、内装など)と図書館の地盤沈下対策工事が採用されました。

他にも、春高からは教室棟の雨漏り対策、音楽ホールの音響設備改修など要望していますが、それは次年度以降に実施されるそうです。そういえば、ラグビーのゴールポストも次年度に新しいものに変えてくれるようです。

いずれにしても、音楽ホールは来年3月までに改修工事が行われる予定ですので、令和9年度からは空調が効かないなどの不安なく快適に集会や演奏会が開けるでしょう。

したがって、今年のセンテニアル定期演奏会は1回休止とし、令和9年度の春(ホールリニューアル記念!)と秋(例年どおり)に2回開きたいと考えています。毎年楽しみにしてくださっている皆様には、恐縮ですが今年はちょっと我慢してください。来年から、より趣向を凝らして充実した演奏会をお届けできると思います。ご期待ください。

なお、同じ理由で、今年6月の同窓会総会も別会場で開催する計画で準備を進めています。同窓会HPや会報であらためてお知らせします。よろしくお願いします。

埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 種村 隆久