6月25日は年に一度の同窓会総会でした。昨年度に引き続き、センテニアルホールを会場に対面での開催です。高25回、43回、53回、63回の皆様のホーム・カミング・デーも兼ねて、300人近い同窓生の皆様のご参加をいただきました。ありがとうございました。
午後2時からの総会では、予算案や事業計画案など7つの議案についてご承認をいただきました。また、いくつかのご意見もいただきました。可能な範囲で検討させていただきます。
さて、その中で、今年5年目を迎える大河滔々奨学基金について、給付額が予算額を下回っているため、基金残金が年々増えていくことに対する懸念や今後の運営の考え方についてご質問をいただきました。
この点については、以前このコラムでもお伝えしましたが、給付の範囲を経済的困窮者にとどまらず、人づくりの視点から語学留学や特別研究など生徒たちの可能性を高める活動にも広げていることや、卒業生への支援も検討しているところです。基金の規約改正などは総会の議決事項ですので、次年度の総会にはご提案できると思います。
また、せっかくの制度も知って利用していただかないと。周知という点で、まだやることがあると思っています。本当に多くの皆様のご協力で大きな基金原資を持つことができています。心から感謝いたします。今後も、奨学金を活用して学んだ生徒たちが、社会で立派に活躍する姿を見せてくれれば、こんな嬉しいことはありません。引き続き、できる限りの支援に努めていきたいと思います。
総会に続いて、リクルートsuumo編集長の池本洋一さん(高43回)にご講演いただきましたが、総会が予定より延びたため時間が少し押してしまいました。マンションや戸建て住宅などの今後の価格や取引の動向など興味深かったのですが(残念)。
その後、食堂に場所を移しての懇親会。
昨年の懇親会はコロナを懸念して中止。今年は、ノンアルコールだけどやることにしましたが、ホーム・カミングの学年は春日部市内の飲食店へ移動して(アルコールありの)学年懇親会へ。
それでも、食堂には50名ほどの皆様が集まってくださいました。感謝いたします。世代を超えて、地域を越えて、懇親を図ることはできましたが、やはり何か一つ物足りない(と誰もが感じたのではなかったでしょうか)。
学校施設という制約がある以上、できることできないことがあります。そんな中で、何をどうしたら、十分な成果と満足を得ることができるでしょうか。宿題です。
何はともあれ、年に一度の同窓会総会は無事終了しました。お越しいただいた皆様に心から感謝いたします。
埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 種村 隆久
*関連ページ: 種村隆久会長の挨拶(2022年7月公開)