2023年の「春高ヨーロッパ倶楽部」総会は、5月13日とお知らせしておりましたが、ケルン観光のご案内です。また、航空便の航路などに変更がありましたので、現時点における情報をお知らせいたします。ケルンで一緒に校歌を歌いましょう。参加希望の方は渡航の準備をお願いします。
なお、会場の「金太郎」の都合により開催時刻が変更となり、18時30分となりましたのでご注意ください。ご参加いただける方は、「春高ヨーロッパ倶楽部」紹介ページ 最下部の専用メールフォーム からご連絡ください。
[関連ページ]
「春高ヨーロッパ倶楽部」総会開催のお知らせ ドイツ・ケルンで校歌を歌いましょう(2022.12.18公開)
[ケルンおよび周辺観光案内]
ケルンもデュッセルドルフと同じように親日都市であります。
ケルンは第二次世界大戦でイギリス軍からの大規模な空襲を受け、街の90%が破壊されただけでなく、アメリカ軍との激しい市街戦の舞台となりました。
その後ケルンは復興を果たし、現在はドイツでベルリン、ハンブルグ、ミュンヘンに次ぐ4番目の大都市です。後述するヒロシマナガサキ公園が有ります。
◇ ケルン大聖堂(Dom St. Peter und Maria)
正式名称はザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂(Dom St. Peter und Maria)
ケルン中央駅を降りると目の前にそびえ立つ世界遺産。1880年に完成した世界最大のゴシック建築で高さは157m。カトリックのミサも行われています。
ケルンと言えばケルン大聖堂です。南塔には階段で上ることができます。
◇ ホーエンツォレルン橋(Hohenzollernbrücke)
鉄道橋ですが人が歩くことができます。線路とのフェンスにはカップルによりかけられた『愛の南京錠』がびっしりとついています。
ケルン大聖堂をライン川の対岸から見られる夜景のスポットとして有名です。橋のたもとからラインクルーズが出ています。
◇ ケルン・トライアングル(KölnTriangle)
ホーエンツォレルン橋のすぐそばにある高層タワーで、屋上からは、大聖堂や川を含むケルンの街並みが見渡せます。
特に夕日が沈む頃は、街がオレンジ色に染まりとても綺麗です。
◇ コロンバ美術館
正式名称は聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館(Columba)。ケルン大司教の所蔵品を展示する美術館です。
◇ ルートヴィヒ美術館(Museum Ludwig)
ピカソの収蔵点数ではヨーロッパ最大級、アンディ・ウォーホルの絵画も多数所持しています。
◇ ファリナハウス香水博物館(Farina Duftmuseum)
ナポレオンも愛用したという香水製造の始まりや歴史を紹介しています。地下に残されている調合室は、戦争の被害にも合わず当時の雰囲気そのままです。オーデコロンはケルンが発祥の地。ケルンはフランス語読みでコロンといい、”Eau de Cologne”とはケルンの水という意味です。
元祖のオーデコロンは、日本でも愛用者の多い「4711」フォーセブンイレブン。1792年から現在まで200年以上も愛されているオーデコロンにこの名前がつけられたのは、ケルンがフランスの占領下にあった1796年。ナポレオンの指揮官は市内の建物全てに番号をつけるように命じ、その時、「4711」の創始者、ヴィルヘルム・ミュルヘンスの仕事場に振り当てられた番号が4711だったことに起因します。
博物館にはショップが併設されており、お土産にちょうどいいミニコロンが販売されています。ミニ香水のお土産付き見学ツアーがあるようです。
◇ ローマ・ゲルマン博物館(Römisch-Germanisches Museum)
ローマとゲルマン文化が融合した時代の文化財が展示されています。1941年に防空壕を掘る際に発見された地下のディオニソス・モザイクが有名で、この場所には3世紀頃ローマ時代の都市邸宅があったそうです。
◇ ケルン・チョコレート博物館(Schokoladenmuseum Köln)
ライン川にせり出したガラス張りの船のような建物。出来たてのチョコレートが試食できます。
館内のショップには入場券がなくても入れるため、お土産探しにも最適です。博物館内にはカフェもあるので、美しいライン川を眺めながら美味しいホットチョコレートでひと休みするのもいいかもしれません。
◇ ケルン・マスタード博物館(Kölner Senfmuseum)
チョコレート博物館の向かい、横断歩道を渡ればあります。博物館と言ってもマスタード屋さんと一緒になっており、マスタードにこんなにも種類があったのかと驚きます。試食もでき、お気に入りをぜひお土産に。
◇ ケルンの旧市街(Alter Markt)
ライン川沿いにあるケルンの旧市街地には、可愛らしい色の家が立ち並び、とっても素敵!
気分はまるでおとぎ話の中!?
◇ ヒロシマナガサキ公園(Hiroshima-Nagasaki-Park)
ケルンは、1985年以来、核兵器に対する国際都市同盟である広島・長崎同盟のメンバーです。
広島のイチョウ、長崎の桜、ケルンの黒ポプラの3本の木に囲まれた公園で、折り鶴の記念碑が有ります。
◇ アウグストゥスブルク城(In den Monaten Dezember und Januar sind die Schlösser Augustusburg und Falkenlust geschlossen)
ケルンの南約13キロ(ボンへの途中)のブリュールという町にあるロココ様式の城で1984年に世界遺産に登録されています。
ブリュール駅のすぐ前で、宮殿も庭園も素晴らしいの一言。
◇ そのほか散歩に適したところ
- メラーテン墓地(Melatenfriedhof)
墓地ですが彫刻などが美しく多くの方が訪れます。 - ライン公園(Rheinpark)
- シュタットガルテン(Stadtgarten)野外ホール
など、多くの公園が有ります。
[その他の都市]
◇ デュッセルドルフ
デュッセルドルフとケルンは電車で30分ほどのとなり街です。デュッセルドルフでは当日ジャパンデー(Japan-Tag Düsseldorf)が開催されます。日本の伝統や現代事情・様子、習字やコスプレといった様々な催しに投じることができ、100万人規模での訪問客が日本文化を体験し、日本人市民と共にお祭りを楽しみます。和太鼓コンサートなどの音楽プログラムはメイン舞台で聴衆の心を震わせます。
祭りのフィナーレには、欧州で唯一日本人花火師がライン川の夜空に打ち上げる花火が夜空を彩り、ドイツ国内を始め近隣諸国からも観光客が訪れる大イベントです。交通機関を含め、かなりの大混雑が予想されます。当日デュッセルドルフに行かれると、ケルンに戻れない可能性があります。当日は早い時間でも行かない方が良い。むしろ総会に参加される方はくれぐれも行かないにようにと言われていますので、ご注意ください。
◇ ボン
1999年まで旧西ドイツ(ドイツ連邦共和国)首都だった街でケルンから快速電車で約20分の所にあります。ベートーベンとシューマンにゆかりの街でクラシック音楽ファンには訪れる価値があります。
- ベートーベンハウス(Beethoven-Haus):
ベートーベンがこの家の一室で生まれ、22歳でウィーンに移るまで生活していた家が、ベートーベンが使用した楽器や、直筆の楽譜、補聴器などが展示されています。 - シューマンの家と墓地(Schumann-haus Alter Friedhof):
シューマンが生活した部屋が展示室として公開されており、近くにシューマンと妻クララが眠る旧墓地もあります。
◇ その他
- アーヘン:
ドイツの西の端、フランク王国の都で古き良き温泉町。ドイツの世界遺産登録第1号となったドイツ文化の源泉アーヘン大聖堂はケルンとはまた違った美しさを持つと言われています。郊外にオランダ・ベルギーとの3カ国国境点があり、ハイキングにも適しています。 - ブッパータール:
1901年開業の世界最古の懸垂式モノレールの走る街。乗ってみる価値があります。
◇ フランクフルト経由でお時間に余裕のある方には
- ロマンチック街道の宝石と言われ、ロマンチック街道と古城街道の交わるローデンブルグ
- 哲学者の道であるハイデルベルグ
などがお勧めです。
[ドイツのビール]
ビールの国ドイツに来て、美味しいビールを飲まない話はありません。
◇ ケルンのケルシュ
本来のケルシュとは原産地の指定もされた希少なビール。そして「ケルシュ協定」に調印している、ケルン近郊の24カ所の醸造所でしか造られていません。
「ケルシュ協定」では、ケルシュは品質を保つため、発酵の方法から色、透明度、など醸造に関する規定が細かく定められています。
さらにケルシュは熱処理をしていないため、また小さな醸造所で造られていて販売ルートを広げられないなどの理由で、ケルンからは出ることができないビールなのです。飲みたければケルンに来る以外の方法はありません。
オーデコロンがケルンの水であるように、ケルシュはケルンの箱入り娘なのです。
◇ デュッセルドルフのアルトビール
「ケルンの人々はケルシュを好むが、デュッセルドルフの人々はアルトを好む」と言われるように、この二つの街はサッカーやビールを初めとして、ライバル心が強いのです。
ケルンでは淡色の「ケルシュ」、デュッセルドルフでは赤褐色の「アルト」を間違わないで注文して下さい。両者とも非常に古いタイプの上面発酵ビールですが、色と味は全く違います。
◇ ボンのベンシュ(ボンシュ)
ボンのビールで淡金色のフルーティーなビール。ケルシュに少し近い感じです。
[航空券とホテルについて]
日本からケルンへは、デュッセルドルフ空港またはフランクフルト空港から鉄道(ICE)利用が便利ですので、ご検討をお願いします。日本からデュッセルドルフへは、2023年3月現在直行便はお休み中です。ヨーロッパ乗り継ぎでは、羽田、成田、関西、から、フランクフルト、ミュンヘン、パリ、ロンドン、ヘルシンキ、チューリッヒ、での1回乗り継ぎでデュッセルドルフまで行くことができます。さらに、ドバイ、イスタンブール、ドーハ経由でデュッセルドルフまでというルートもあります。
ヨーロッパ各地からでしたら、ボン・ケルン空港の利用も便利です。ホテルはデュッセルドルフを避けて、ケルンをお勧めいたします。先述の通り、5月13日がJapan Tagのため、既にデュッセルドルフのホテルはかなり予約されております。料金もイベント時には高騰し、3月の時点で同レベルのホテルの宿泊料金がデュッセルドルフではケルンの約3〜5倍となっておりました。今後ケルンのホテルにも予約が入ってきますので、航空券・ホテルのご予約はできるだけ早くされることをお勧めいたします。
[ドイツ国際平和村]
総会の翌日には34回矢倉さんがボランティアで活躍されている「ドイツ国際平和村」の見学をすることが可能で、この日は日本人スタッフに案内していただけるとのことです。ドイツ国際平和村では紛争地域や危機的状況にある地域のケガや病気の子どもたちを治療して、子どもたちとともに生きて行くチャンスを見つけています。是非ご参加ください。
- ドイツ国際平和村日本語ホームページ
http://japan.friedensdorf.de/
日時 | 2023年5月13日(土) |
開会 | 18:30 |
会場 | ドイツ ケルン 日本食レストラン 金太郎 会場 ホームページ |
会費 | 100ユーロ |
参加申し込み | 参加希望者は 「春高ヨーロッパ倶楽部」紹介ページ最下部の専用メールフォーム からご連絡ください。 |