[ 寄稿者:栃木春高会広報担当 穂波 俊宏 氏(高37回) ]
3年ぶりとなる第9回栃木春高会がさる令和4年11月19日(土)に開催されました。コロナ禍で2回中止してしまった総会でしたが、今年は時期を勘案して11月にコロナ対策も万全にして開催しました。今回は来賓含め9名の方に出席いただき、宇都宮駅近くのホテルマイステイズ宇都宮で講演会および懇親会を同じ会場で行いました。
第一部の講演会は宇都宮大学農学部教授に先頃なられた岩永将司さんに「昆虫由来培養細胞に潜在感染するBombyx+mori+latent+virusに関する研究」というテーマで発表いただきました。この成果により岩永教授は令和3年度日本蚕糸学会賞を受賞されています。コロナ禍の中では非常にタイムリーな内容であり、かつ世界初の発見であるものも含まれている講演でした。一同発表内容には興奮を隠せない様子で熱心に拝聴し、質問も数多く寄せられました。岩永教授のように重要なお仕事に携わっている方がいることは当会の誇りであります。岩永教授の今後のご活躍を大いに期待し、またこのような素晴らしいご発表をいただけることを楽しみにしています。
第二部の懇親会は同窓会副会長に先頃新任された加倉井副会長を囲んで久しぶりに旧交を温め合いつつ、おいしいお酒を酌み交わす会になりました。加倉井副会長は宇都宮に勤務されたご経験があるとのことで、その当時のお話は当会員の心をぐっとつかむものでした。縁のある栃木春高会への出席を加倉井副会長自ら申し出ていただいたとのことで、このまま当会にも所属していただきたいとその場の皆様が感じられたことと思います。最後は例年どおり加倉井副会長とも肩を組んでの校歌斉唱で幕を閉じました。
今年はコロナの影響もあって例年よりも出席者が減ってしまいました。来年はより多くの方に出席いただけるよう、趣向を凝らしたものにしなければと幹事一同思っております。出席を不安に思うことがない総会になれば思っていますので、ぜひみなさんおいしいお酒を飲みに参加いただければと思います。