6月26日(土)、東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権男子3000メートル障害で青木涼真(高68回卒)さんが8分20秒70で3位となり、参加標準記録を突破。代表入りを決めた。結果を確認して、「夢が一つ叶った。熱いものがこみ上げてきた」という。
日本陸上競技連盟公式サイト 【第105回日本選手権】男子3000m障害3位 青木涼真(Honda・埼玉)コメント
青木涼真さんは、久喜市立鷲宮東中学校卒業、春日部高校から法政大学に進学。箱根駅伝5区の山登りで区間賞を獲得するなど一躍有名になる。大学卒業後、本田技研工業に入社、現在に到る。障害走は高校時代から取り組んでおり、社会人になり一層磨きがかかってきている。
《高校時代の恩師、秋庭先生からのコメント》
1年生の夏合宿以降、彼の才能に注目してきました。2年生の7月に初めて挑戦した3000mSC、果敢な走りを見せて全国大会を確信。3年生でインターハイ入賞、全国選抜優勝、大学入寮前日まで後輩たちと共に練習。大学1年次の箱根駅伝、高校ユニホームと同じ赤の靴を注文して走破。初期の青木選手に関われたことに感謝です。
なお、春日部高校出身でオリンピックに出場した者は、1956年(昭和31年)メルボルンオリンピックにサッカー選手として出場した高林隆(高2回卒)さんと、1992年(平成4年)アルベールビル冬季オリンピックに出場し、銅メダルを獲得した宮部行範(高39卒)さんで、今回の青木さんで三人目となる。