第20回応援指導部OB会総会および懇親会のご報告

[ 寄稿者:応援指導部OB会員 橋本 義仁 氏(高37回)]

6月9日(日)、梅雨入りしたばかりの小雨の中、春日部の「やまや新館」にて、第20回応援指導部OB会総会および懇親会が開催されました。母校の創立100周年に当たる1999年に正式に発足したOB会も今年で20周年、人間でいえば成人となる節目を迎えました。また令和最初の総会および懇親会でもあり、記念すべき会合となりました。参加者は39名。応援指導部の顧問を務められた岩崎昌蔵先生(高11回)も参加してくださいました。新元号の典拠が万葉集とのことなので、以下、短歌を交えて報告させていただきます。

梅雨空に 集いし歴代の 勇士たち 二十年経ち 令和となりぬ


総会風景

総会風景

総会は長井勝利さん(高34回)の司会で進められ、副会長の宮寺操さん(高29回)による開会の辞で始まりました。物故会員への弔意(黙とう)が行われ、長谷川博会長(高29回)から挨拶をいただいたあと、議事に移りました。議事ではまず、事務局長の岩本敏英さん(高33回)から昨年度の事業報告と収支報告があり、異議なく了承されました。

続いて岩本さんから、OB会創立20周年記念行事について説明がありました。記念行事の主な内容は、埼玉県六校応援団連盟に所属する高校(浦和、熊谷、川越、不動岡、松山、春日部)の応援団OB会によるパネルディスカッションであり、春日部高校音楽ホールで11月30日(土)に開催予定とのことでした。皆で力を合わせて成功させたいと思います。続く協議事項では、卒業後まだ年数の浅いOBのOB会参加への負担軽減が提案され、役員会で検討することとなりました。最後に副会長の中村亨さん(高31回)からの閉会の辞により総会は終了し、懇親会へと移りました。


懇親会では、藤波正行さん(高16回)から乾杯のご発声をいただいたあと、熊澤匠さん(高48回)の巧みなトークを交えた名司会により、新会員、新婚の方、離婚した方など、何人かの方が近況を報告し、大いに盛り上がりました。久しぶりに再会する旧友、先輩、後輩との語らいや、初めて会う仲間との交流など、年代を問わず会員同士が親睦を深め合いました。

岩崎昌蔵先生(高11回)

岩崎昌蔵先生(高11回)

岩崎昌蔵先生(高11回)からの祝辞では、青島健太さん(高29回)の進路指導の秘話や、新応援歌誕生の頃のことなど興味深いお話をいただき、参加者一同、楽しませていただきました。筆者が応援指導部に在籍していた頃、岩崎先生はすでに顧問を退任されていたのですが、英語の授業でお世話になりました。SVOCのOCはNexusだと先生が繰り返しおっしゃっていたのを今でも覚えております。それから35年も経ちましたが、先生のお声やお話しの仕方は当時とまったくお変わりなく、当時の春高の教室に戻ったかのように感じられました。


三十五年 昔と変わらぬ 恩師の声に 土足海パンの 教室に還る

最後に筆者の同期で団長を務めた田上淳さん(高37回)のよく通る声と気合の入ったリードにより全員で校歌を斉唱し、総会から懇親会まで計4時間の会合が終了となりました。これまで数えきれないほどこの校歌を歌ってきましたが、歌うたびに高校の頃を思い出し、その後の自分の人生を振り返り、また明日からやってやろうという活力を得ることができるのは、皆同じだと思います。

朋のリードで 心一(いつ)にして 校歌を歌う 誰の胸にも 生きる力湧く

今後も母校そして春日部高校応援指導部の発展のために皆で盛り上げていきたいと思います。