本校2年の林隆羽君が、国民栄誉賞の井山裕太七冠に2子で挑戦
囲碁の第55回プロ・アマ本因坊対抗戦が1月13日、東京池袋のサンシャインシティ囲碁サロンで行われ、その大盤解説会が同文化会館3階で行われた。550人収容の会場はほぼ満員の盛況。
本校OBの戸井田同窓会事務局長ほか、春高関係者数名が手に汗を握って解説に聞き入った。解説の小林覚九段と聞き手の稲葉禄子さんとの絶妙な掛け合いが、会場全体を和ませ楽しくも充実した大盤解説であった。
本因坊文裕にアマ本因坊の林隆羽君が自由2子。林君は臆せず勇敢に戦ったが、中盤の難所で力尽き、井山本因坊が161手で中押し勝ちした。やはり井山七冠の壁は厚かった。
終局後に大盤解説のステージに立った井山本因坊は、「相手が緩まずやってくるので楽しかった」と林君の健闘を讃えた。会場に姿を見せた両対局者に花束や記念品が贈られた。また、国民栄誉賞受賞が決まった文裕を、サプライズで祝った。