第2回東京春高会海外視察「台湾で学ぶ台湾と日本と中国のこと」

27日故宮前で|左から磯部、佐久間、田島、春高のTシャツで春高のPR

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昨年10月のシンガポール・タイの視察に次ぐ第2回海外視察を4月26日から29日の間に行った。視察の目的は、世界のIT産業の半分を担うと言っても過言でない台湾のビジネス・経済状況と日本・台湾・中国の微妙な関係を学ぶことにある。

視察メンバーは14回、24回、39回、42回と幅広い年齢層の4人で、全員台湾は初めてであったが非常に満足する成果が得られ,親台湾派になった。この国は気分がよい。視察の御膳立てをしていただいた住友商事・三井物産の関係者に感謝を申し上げたい。


「九份(きゅうふん)」の夜景

「九份(きゅうふん)」の夜景

26日、27日は台湾も休日のため市内見学と観光と食事に集中した。26日は、「千と千尋の神隠し」の舞台と言われる元日本砿業の金山跡の「九份(きゅうふん)」を見学したが大変見ごたえがあった。翌日、あこがれの故宮に朝一番の8時に到着し、11時過ぎまで中国の宝物を堪能した。とにかく素晴らしいの一言で、白磁・青磁そして書の凄さには圧倒された。午後一番の新幹線(日本と同じ高速鉄道)で高雄に移動した。この新幹線は日本技術の粋を集め作り上げたものであり、日本新幹線の世界戦略のモデルとなる重要な鉄道だ。イギリスでの成功にもこれが大きく貢献した。高雄は台湾第2の都市で商業の都市と言われる。かなりの蒸し暑さで、台北より4度ぐらい高い。市内を約3時間かけて歩き回った。経済視察で一番重要なのがこの徒歩による市内状況調査だ。ビジネス街と商業地が混然一体な街である。市民の服装も日本人と変わらない。台湾で一番高い88階建のホテルに宿泊した。

地下鉄に乗ったが、日本人と分かると座っていた人々が全員立ち上がり席を譲ってくれたのには驚きである。日本人もオリンピックまでにはこのようになるべきであり、昔の日本人の良さを台湾の人々に教えていただいた。


《前列》左-佐久間、右-林(りん)氏 《後列》左から磯部、田島、関根

《前列》左-佐久間、右-林(りん)氏 《後列》左から磯部、田島、関根

翌日28日、新幹線で台北に戻り、市内を見学して回った。午後4時に最初の面談者である台日産業技術合作促進会の秘書長で中華経済研究所顧問である林(りん)峻暉先生に、台湾最高のホテル、台北ロイヤルホテルの喫茶室でお会いし、台湾のIT産業、台湾・日本・中国の微妙なビジネスについてかなり重要な情報をお聞きすることができた。日本にもお馴染みの鴻海(ホンハイ、売上13兆3千億)やHTCなどの超有力企業が10社ぐらいある。台湾のIT企業は全体的に安定的な成長を続けるであろうということであった。それも中国と一体であると言っていた。そこに日本企業も当然かかわってくる。


左から 関根、佐久間、山本氏、磯部、田島

左から 関根、佐久間、山本氏、磯部、田島

29日は日本と台湾のビジネス交流を促進する台北市日本工商会、文化交流の台湾日本会のトップで聰幹事である山本幸男氏を訪問し、台湾と日本のビジネスや文化交流の実態と実績そして日本の課題などについて伺い、さらに場所を変え昼食をしながらまた普段聞けない興味ある話を聞くことができた。

今回の視察は非常に満足のいくものであった。台湾の人々が親日的で、食べ物も美味しいことも満足の大きな要因だ。最近の隣国との気分の悪さがない。是非とも台湾行きをお薦めしたい。海外から日本への観光客1千万人のうち台湾の人が250万人である。(報告者は14回佐久間健、参加者24回磯部尚志、39回田島裕一、42回関根良太)