強豪・鷲宮高に1点差で惜敗秋の高校野球大会東部地区予選

▽秋季高校野球東部地区予選1回戦
(9月9日、春日部牛島球場)

鷲 宮 000 000 010 1
春日部 000 000 000 0

<安 打> 鷲=3  春=7
<四死球> 鷲=4  春=2
<三 振> 鷲=3  春=6
<盗 塁> 鷲=1  春=1
<失 策> 鷲=0  春=3

<選 評>(中村行生)
今春の関東大会出場の強豪・鷲宮に対して、押し気味に試合を進めながら、チャンスに一本が出ず、1点差で涙をのんだ。
春高の2年生投手・岩元は、右打者のインコースの低めを鋭くつき、アウトコースのスライダーを交えたピッチングを展開し、強打の鷲宮を3安打に抑えた。一方、春高は相手の好投手から7安打を放ち、何回もチャンスを作りながら、まずい攻めでホームを踏むことができなかった。特に6回裏、1死2,3塁の絶好期に、4番打者の内野ゴロに走塁判断ミスがでて、ふたりの走者が殺されてしまった。
8回表の鷲宮の攻撃。四球の走者に捕手のけん制が悪投になり、右翼手の中継ミスが重なって、1死3塁となる。1番打者の中前のタイムリで決勝点を許すという春高らしくないゲーム展開に、スタンドから大きなため息がもれていた。
このゲームから多くのことを学びとって、チーム力の向上を図ってほしいと思う。