木下富雄さん(高22回卒 元広島東洋カープ)が母校で講演、現役生徒に檄

木下さん講演会2012年2月6日(月)午後4時から、元広島カープの木下富雄さん(高22回卒)をお迎えし、部活動合同ミーティングが開催されました。春日部高校では部活動の充実発展を図るため、年2回部活動合同ミーティングを開催しています。春には1年生を対象に、文武両道に取り組む姿勢や礼儀作法や栄養学についての講義を。3学期には2年生を対象に、トップアスリートを招いて勝利への方策とその意気込みや苦難についての講義を計画しています。

木下さんは昭和49年駒澤大学からドラフト1位指名で広島カープに入団。華麗な守備とチャンスに強いシャープな打撃で活躍し、ひげの木下として親しまれました。在籍20年間一度も二軍を経験せず、現役としてリーグ優勝を5回、日本一にも2回輝いています。特に、昭和54年(1979年)の日本シリーズでは、今や伝説となっている「あの江夏の21球」の時セカンドを守っており、見事日本一に輝いています。


部活動合同ミーティング講演会では、木下さんが優秀選手に選ばれた、昭和55年の日本シリーズ第7戦のDVDを見ながら、プロ野球人としての心構えや一流選手を続けていくための工夫につてお話いただきました。また、高校・大学生時代にご自身が考えていたことなどにも触れ、今、君たちに言っておきたいこととして、「挫折は誰にでもある、乗り越えることで進歩がある」「一人一人の力が結束することで大きな力が生まれる」「生活の基本は、大きな声であいさつができることから始まる」「春高で学んだ文武両道を忘れずに」など、1時間にわたり熱く語っていただきました。