芸術界
作曲家
1981年卒業 高33回
たちはら いさむ 立原 勇 吹奏楽部OB
住所 埼玉県蓮田市
春高に行って良かったこと
「自由」という言葉がそのまま当てはまるのが春高ではないでしょうか。当初より作曲家になることを夢見ていた私にとって、所属していた吹奏楽部が、書いた音をすぐ音に出してくれる事は、とても勉強になり、実に色々と実験いたしました。「思いついたらとにかく実験してみる」、そんな自由な校風だったと思います。「自由」の裏には「責任」という言葉がありますが、それも含めてとても有意義な3年間であったと感じています。
自己紹介
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業後、宗教音楽をテーマにヨーロッパ・中東および東南アジアを半年間をかけて歴訪。 エルサレム滞在中の筆による<"Sinfonia"-for orchestra>が第19回現代日本オーケストラ演奏会に取り上げられ、小松一彦指揮・東京フィルハーモニー交響楽団により初演、日本交響楽振興財団第17回作曲賞受賞。同作品はサントリー音楽財団主催の芥川作曲賞にノミネートされ、サントリーホールにて再演されたのをはじめ、現在に至るまで世界各地で再演されている。
国際コンクールでは、シベリウス国際作曲コンクール:ファイナリスト(フィンランド)、FIMS国際コンクール:審査員特別賞(スイス)、レナードバーンスタイン・エルサレム国際作曲コンクール:セミファイナリスト(イスラエル)、Coups de Vents 5th International Composition Competition:セミファイナリスト(フランス)など。
サイトウキネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団・パリ・ギャルドリュパブリケーヌ吹奏楽団・ドレスデン室内歌劇場管弦楽団など国内外のオーケストラの作・編曲も担当。
プロデューサーとしては、浅草の東本願寺で行われた「江戸伝統芸能まつり」や「夕やけだんだん音楽祭」などの総合プロデュースを務めた。
また、ピアニストとして東京フィルハーモニー交響楽団金管五重奏団との共演をはじめ、全国各地にて演奏活動を精力的に行っている。
作曲を浦田健次郎、山田 泉、松村禎三の各氏に師事。 作曲家・武満徹の最晩年のアシスタントを勤める。
東京藝術大学非常勤講師を経て、人間総合科学大学に勤めながらフリーの作曲家として活動。都留文科大学および武蔵野音楽大学にて「作曲法」「音楽史」「音楽理論」「楽器学」「楽曲分析」の非常勤講師も担当する。メランジェ合奏団メンバー。