村田新蔵氏(中47回)、村田コレクション展「西洋工芸の美」開催

村田新蔵氏(中47回 1930-2008)による村田コレクションの受贈記念展「西洋工芸の美」が、日本民藝館(目黒区駒場)で2023年9月14日(木)~11月23日(木)で開催されている。

村田氏は奥様洋子氏(1931-)と生涯かけて、西洋工芸を主に13世紀から19世紀までの陶器、木工等の収集活動を行っていた。

この展覧会では、2022年秋に洋子氏と長女・和田安理子氏から受けた800点を越える村田コレクションの寄贈を記念して開催されるもので、コレクションの中から約300点の優品が展示され、西洋工芸の美を広く紹介している。(コレクションは、長野県安曇野文化財団にも寄贈され保管されている)

かつては、春日部駅東口前に、古民家風の建物で喫茶店を営みそこに私設美術館を設けていた。オールドファンには懐かしい限りである。

西洋民藝の粋 村田コレクション展示会

ー生活を彩る道具たちー
西洋民藝研究の先駆者:村田新蔵(旧中47回卒)コレクションから

私たちの日常の中にも、美しいものが存在しています。16世紀~19世紀のヨーロッパで作られたタイルや食器、イコンなどの調度類は、現代では考えられないはど丹念に作り上げられています。それらは、生活をはなれた今でも、作り手と使い手たちの思いがしみこんで、その背景にあった様々な物語まで見えてくるようです。本展では、村田新蔵氏(旧中47回卒)が生涯をかけて築いたコレクションの中から、西洋の古道具の数々を展覧し、時代を越えて人々の目を楽しませてきた素朴な味わいをお楽しみいただきます。(案内パンフレットから) 続きを読む