6月16日に、埼玉県教育委員会は、来年度の県立高校の生徒募集人員を発表しました。全日制は131校で33,480人。今年度に比較して1,600人の減少となります。理由は、県内の中学校卒業予定者が60,438人で、前年度から1,704人減るからということです。ここ5年連続で募集人員の減少です。
県HPや新聞報道では、募集人員が減る主な高校として、真っ先に春日部高校の名前が挙がっています。おいおい、何かの間違いじゃないの? と誰もが思いますよね。
他にも、別学校で久喜高校、松山高校、松山女子高。近隣では、春日部東高、越谷西高、草加高、などなど。全日制だけで40校1,600人の減、です。
ちなみに、浦高、浦和一女、川越高、川越女子高は今までどおり360人。熊谷高、熊谷女子高は、すでに280人に減員。(春日部女子高は外国語学科含めて280人)
春高は、ご存じのとおり、過去3年の受験倍率が、1.47倍、1.36倍、1.31倍、と県内でも5本の指に入るくらいの高倍率。つまりは大変な人気校です。募集人員を減らしたら、この倍率に直接的に影響が出そう。ますます狭き門。春高を目指して勉強してきた中学生が春高をあきらめざるを得なくなるのは忍びないです。
それと、地元春日部市をはじめ県東部地域の少子化率が高いから40人定員を減らした、ということのようですが、実は、現在在籍している生徒(総数1,071人)のうち、さいたま市から456人。ほかに、川口市(55人)、上尾市(39人)など、半数以上の生徒がさいたま市など県中央部からの通学者です。
一方、県東部地域では、越谷市から111人、春日部市が89人、草加市が42人、久喜市31人となっていて、地元の少子化の影響はそれほど大きくないのでは、と感じるのですが(そう思いませんか?)。
すでに公表されてしまっているので今から変更になることは難しいとは思いますが、そのあたりのデータをもとに、県教委にあらためて確認してみようと思っています。ただ、総合的な判断、などど、要領を得ない答えしか返ってこないような気もするので、もやもやしてしまいますね。
生徒数が減る。これは意外と大きな問題ではないか、と懸念します。学校全体の活力の問題、校内の競争力への影響など。春高のように団結して何かに取り組むことが得意な生徒たちにとっては、たかが1クラス、されど1クラス、なのでは? その影響は、今後年数を経るごとにじわじわと効いてくるような気がして、いけません。
埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 種村 隆久