[ 寄稿者:蓮田春高会広報担当 岡野 晃 氏(高24回) ]
10月26日(日)蓮田駅に集まったのは7名。波多野光(13回)・吉田雅芳(14回)・小澤勇(17回)・長嶋佑介(18回)・宮澤益雄(26回)・中原淳一(33回)・岡野晃(24回)。天気予報では1日雨で、駅の外は小雨が降っていました。今日の名所旧跡はどうなることやらと思っていました。駒込駅から六義園に到着してみると、東京ドーム2個分の庭園がほぼ貸し切り状態でした。紅葉の季節にはまだ早く、モミジは青々としていましたが、大きな池を囲む松などの木々や通路脇にあるムラサキシキブを見ながら、ゆったりとした気分で散策できました。
川越藩主・柳澤吉保が築園し、岩崎彌太郎の別邸となり、後に東京市(都)に寄付されたものだそうで、林立するビル群の中にこんな場所があるんだと驚きました。
午後に見学したのは、渋沢史料館。王子駅そばの飛鳥山公園にあります。最初に出迎えてくれたのは、「あすかパークレール」という自走式モノレールで、窓から見える北区役所や中央工学校の建物に皆見入っていました。
渋沢史料館では、1階多目的室で、渋沢栄一のひ孫にあたる渋沢雅英さんの解説(録画)を見ました。2階は、渋沢栄一の生涯を年齢ごとにたどる形式の展示でした。500の企業や600の教育機関の設立に関わり、「日本資本主義の父」と評される渋沢栄一に関する情報が満載でした。
史料館の建物は真新しいものですが、暖炉や応接セットがある晩香盧(ばんこうろ)と、ステンドグラスやタイルに囲まれた青淵文庫(せいえんぶんこ)は、当時の姿をそのまま残した立派な建物でした。今まで通り過ぎるだけだったが今回史料館を見ることができてよかったとの声が、複数の方から聞かれました。
JR王子駅の改札で、赴任先の愛知に帰る中原さんと別れて、蓮田に向かいました。

