[ 寄稿者:春日部高校同窓会事務局 ]
令和6年10月27日(日)、春日部高校音楽ホール(センテニアルホール)にて、第8回N響演奏会が開催されました。今回は、クラシック&ジャズということで、ジャズピアニスト田中菜緒子氏とのコラボで、「NHK交響楽団の精鋭メンバーとジャズピアニスト田中菜緒子による「クラシックとジャズの融合」をお届けします」という企画でした。田中氏のファンで田中氏のホームページを見て、春日部高校音楽ホールで演奏を行うということを知り、春日部高校事務局には問合せも事前に多くあり、遠方からお出でになった方もいました。
NHK交響楽団の精鋭メンバーとしては、ヴァイオリン松田拓之(まつだひろゆき)氏と横島礼理(よこしままさみち)氏、ヴィオラ坂口弦太郎(さかぐちげんたろう)氏、チェロ山内俊介(やまうちしゅんすけ)氏、コントロバス吉田秀(よしだしゅう)氏の5人、そこにピアノ田中菜緒子(たなかなおこ)氏が加わったメンバーです。
田中菜緒子氏はクラシック音楽の最高峰、桐朋学園のピアノ科在学中にブルガリア国際コンクールで1位を受賞したのちにジャズの勉強を始め、日本でのコンサート活動をしながら上海・台湾公演を行うなど国際的に活躍。ポップスの分野でも桜井和寿(Mr.Children)等のライブにキーボードプレーヤーとして参加するなど、ジャンルを超えて活動しています((株)テンポプリモ代表取締役 中村聡武 氏 高44回卒による解説)。
曲目は、最初、N響メンバーによるW.A.モーツアルトで始まり、その後、田中菜緒子氏のソロで3曲演奏され、そして、両者のコラボによるジャズメドレーさらにチックコリアの名曲「スペイン」が演奏されました。休憩後には、田中氏が衣装を変え、さらに熱の入った演奏が行われ、シューベルトのピアノ五重奏「鱒(ます)」の4楽章を、ジャズとの融合でスリリングな演奏が行われ、観客を魅了しました。
プログラム予定曲目を終えたところで、春日部高校吹奏楽からお礼の恒例の名前の入った「凧」が贈呈されました。一度、退席後、アンコールに応え、ジャズ基調で力の入った演奏が行われ、ヴァイオリンの横島氏は、ヴァイオリン演奏では見たことのない、田中氏のピアノに沿うようにスイングした演奏を披露されました。
観客からは、「ブラボー」の声がだされ、すばらしい150分のひと時を終えました。アンケートでは、多くの観客の方が絶賛し、また、この事業への感謝を伝えていました。
- 当日の看板
- 同窓会長挨拶
- N響メンバーによる演奏
- ピアニスト田中菜緒子氏
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ピアニスト田中氏とN響メンバーのコラボ、
山内氏からの説明の様子
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休憩後、衣装を変えての田中氏とN響メンバー、
松田氏による説明の様子
- 吹奏楽部からメンバーの方々へのお礼の凧の贈呈
- 最初のアンコール後の熱の入った演奏の様子
- 最後のご挨拶