[ 寄稿者:草加春高会広報担当 染谷 彰 氏(高30回) ]
4月29日(月・祝)、第36回 草加春高会総会「新緑のつどい」が草加市神明の草加今様本陣 2階会議室にて開催されました。開会の辞を牛山信康副会長が述べ、続いて松本厚会長が会長挨拶を行いました。松本会長は「出会いを楽しめる人生が大事です」と話しました。また会長はその日体調不良で出席がかなわなかった彫刻家の麦倉忠彦さんに敬意を表して花を届けたいと提案し、賛同の拍手が起こりました。議事としては事務局から会計報告と活動報告があり承認されました。
来賓として春日部高校の角坂清博校長、春日部高校同窓会の種村隆久会長がご出席くださり、それぞれご挨拶をいただきました。角坂校長は教育力向上のためにいろいろな取り組みをしていて、その成果が出ていることをご紹介くださいました。さらに今年の春日部高校の入試倍率が1.5倍と非常に高く、「男子校にニーズがあることを示している」と、昨今の共学別学論争に触れつつ意見を述べました。
種村会長は、同窓会の皆様のご協力で運営している「大河滔々奨学基金」についてお礼と報告を述べ、この奨学金制度を活用してほしいと話しました。また共学別学の問題については、広く拡散してしまっている事態に対して、「これは埼玉県民の問題です」と議論の整理の必要性を訴えました。
さらに先月参加した春日部高校卒業式の印象深い場面をご紹介くださいました。卒業生代表は在校生に「馬鹿をやれ」と呼びかけたというのです。そして「面白い学校にしてくれ」とも。こうして春高スピリットが継承されていくんですね。
参加者全員の記念撮影を行ったあと、懇親会に移りました。進行は今関恒夫幹事長です。ここで同窓生垳田(いげた)二郎さんの奥様であるシャンソン歌手、垳田弘子さんの登場です。「バラ色の人生」「サン・トワ・マミー」など名曲を7曲、曲ごとに解説を加えながら歌いました。ウクライナで撮影された広大なひまわり畑が印象的な映画「ひまわり」の主題歌を歌う際には、平和への思いを語りました。最後の歌が終わったとき、大きな拍手とアンコールの声が上がり、それに応えて垳田さんは「マイ・ウェイ」と「ろくでなし」を歌い上げました。
つづいて矢島民夫顧問の音頭で乾杯が行われ、食事とお酒の時間になりました。お開きの時間が近づいたとき、西川真一副会長の指揮で全員で校歌を歌って大いに盛り上がりました。そして最後は長谷部健一副会長の閉会の挨拶で、今年の新緑のつどいは締めくくられました。たくさんの会話と笑顔が生まれた集まりでした。