第6回センテニアル定期演奏会が令和5年1月29日(日)、午後3時から行われた。3年ぶりの開催となる。当日は、会場1時間以上前から、待ちこがれていた多くの市民ファンが長い列をなし並ぶ状況であった。「待ちわびていた」、「ようやく開催ですね。ありがとうございます。」という声も聞かれた。座席については全席予約制であったが、1月第1週ですでに予定座席は一杯となった。その後も多くの問い合わせがあったが、お断りせざるえない状況であった。
演奏はN響精鋭メンバーに加えて世界的にも著名なピアニスト 梯剛之 さんをスペシャルゲストに迎え、ピアノ五重奏の演奏会。出演者はピアノ梯剛之(かけはしたけし)さん、第1ヴァイオリン 森田昌弘(もりたまさひろ)さん、第2ヴァイオリン 白井篤(しらいあつし)さん、ヴィオラ 中村洋乃理(なかむらひろのり)さん、チェロ 市寛也(いちひろや)さん。
曲目は、1曲目が、ショパン作曲「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」、ピアノ独奏とそこに管弦楽が入る構成。2曲目は、ドヴォルザーク作曲「弦楽四重奏曲第12番ヘ長調作品96アメリカ」、弦楽四重奏の四人の奏者のかなでるすばらしい音響。休憩をはさみ、3曲目は、ショパン作曲「ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11」、アンサンブル演奏とピアノソロの流れが華やかな音楽。
私たちも耳にしたことのある愛着ある曲もあり、2時間、魅了されたひと時を過ごすことができた。最後にアンコールに応えさらに1曲を披露していただいた。
演奏会に先立って、種村同窓会長からご挨拶をいただいた。ようやくこの演奏会をひらくことができたこと、ピアノの修繕のこと、そして、これからも地域文化の振興に春日部高校同窓会としても貢献していきたいとのお話であった。
また、当日は朝早くから春日部高校のメデイァ研究会と吹奏楽部の生徒がお手伝いをしていただいた。また、顧問の先生、OB教員等も加わり、会場準備と運営にも大変なご協力をいただいた。
演奏会最後には、春日部市の代表的な民芸品の1つである大凧の記念品を吹奏楽部の生徒からお渡しをし、幕を閉じた。
ここまでの準備は、ピアノの修繕からはじまり、大変な労力ではあったが、会場を去る一般の方々のアンケートからは、感謝の意や演奏会のすばらしさを讃えるものが多数あり、実施できたことの喜びをかみしめることができた。
[記載 同窓会事務局]