[ 寄稿者:戸井田 哲(事務局長)/ 写真撮影:竹村 義人(事務局次長)、山森 一幸(高27回)]
去る、1月14日(日)、春日部高校音楽ホール(センテニアルホール)において、NHK交響楽団の精鋭メンバーによるチェロ四重奏が行われました。
420名収容のホールがほぼ満席となる大盛況の中、観衆を魅了する素晴らしい演奏会となりました。オープニングは、ドイツのチェロ奏者で作曲家クレンゲルの「4本のチェロの為の4つの小品」、チェロの魅力を余すところなく表現していました。続いてポッパーの「協奏的ポロネーズ」、4人の奏者の掛け合いが素晴らしく、チェロの超絶技巧が楽しめました。クラシックの最後はヴァイオリン音楽の金字塔と言われる名曲、バッハの「シャコンヌ」をチェロによる編曲で演奏していただきました。美しい音色で観客の心を掴み取り、その後も、4人の息が合った演奏に会場全体が酔いしれました。
N響、チェロ首席奏者の藤森亮一さんからはチェロについての解説に加え、分かりやすい曲紹介をしていただきました。後半は、映画音楽メドレーからビートルズ作品を、アンコールでは今話題のボヘミアン・ラプソディ(クイーン)と、ラデッキー行進曲を演奏していただきました。チェロの持ち味を充分生かした、幅広いジャンルの演奏を楽しむことができました。
[ 開演前 ]
[ 演奏曲目 ]
第一部
- 4本のチェロの為の4つの小品/クレンゲル
- 協奏的ポロネーズ/ポッパー
- シャコンヌ/J.S.バッハ
第二部
映画音楽メドレー
- エデンの東 〜 第三の男 〜 ムーン・リバー(「ティファニーで朝食を」から) ~
ララのテーマ(「ドクトル・ジバゴ」から)
ビートルズ作品より
- イエスタディ
- レット・イット・ビー
- ヘイ・ジュード
アンコール曲
- ボヘミアン・ラプソディ(クイーン)
- ラデッキー行進曲
アンコール曲が終わった後も惜しみない拍手がしばらく鳴り止まず、主催者からは花束の代わりに、春日部特製の「名入りの凧」が、吹奏楽部の生徒からお一人ずつに渡されました。出演者も大いに感激し、観客からも喝采を浴びました。
[ 観客のアンケートから ]
- チェロの演奏がこんなに素敵とは初めて知りました。どの曲も素晴らしいと思いましたが協奏的ポロネーズには参りました。4人の奏者の音色はさまざまでしたが、まるで音がバレリーナのようにあたりに響き帰り道も夢心地でした。
- トークの時間も楽しみです。一流の方のお話しをこれからも聞かせてください。
- 素晴らしい施設のホールで驚いています。これからも多種のコンサートを開催してください。男子生徒さんの清々しい案内に、また規律正しい態度に感銘いたしました。
- 曲の紹介やチェロについて解説をしていただけたので分かりやすかった。チェロの音色が好きなのですが、なかなか生の演奏は聴けないので嬉しく思います。
- チェロの音色が大好きで、胸の底まで響く低音、むせび泣くような高音など、すっかりその音色に酔いしれました。映画音楽では、弦を離れた音が青空の中に消えていく感じがしました。
- 最後に、ボヘミアン・ラプソディが聴けるなんて最高でした。
- 素敵な音色で感動しました。懐かしさで胸が熱くなりました。今、女子高生、女子大生の頃の私がいます。青春プレイバック、この思いに心から感謝です。
主催 | 春日部高等学校同窓会 | |
後援 | 春日部高校、春日部高校PTA、同後援会、春日部女子高校同窓会、 春日部市、春日部市教育委員会、楽友クラブ「プレゴ」 |
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会場 | 春日部高校音楽ホール(センテニアルホール) | |
出演者 | チェロ | 藤森 亮一 |
〃 | 藤村 俊介 | |
〃 | 山内 俊輔 | |
〃 | 宮坂 拡志 | |
備考 | 第5回演奏会、2020年1月13日(月・成人の日) |