関根達人さん(高36回卒)が浜田青陵賞を受賞しました

朝日新聞9月5日発行「ひと」に掲載

朝日新聞9月5日発行「ひと」に掲載

考古学とその関連分野の優れた研究者に贈られる第31回浜田青陵(せいりょう)賞(大阪府岸和田市、朝日新聞社主催)の受賞者に、弘前大学人文社会科学部教授の関根達人(たつひと)さん(52)が選ばれ、25日、発表された。授賞式と記念シンポジウムは9月23日、岸和田市立文化会館で開かれる。

関根さんは埼玉県生まれ。東北大大学院で考古学を専攻し、2001年に弘前大に着任。前近代のアイヌの歴史と文化について北海道・樺太(サハリン)・千島の広範な地域と、日本や中国、ロシアとの交流から解明を試みた。また、江戸時代の墓石や石碑に着目し、紙の文書に記されなかった歴史を明らかにするなど、考古学的な手法で新たな中近世史を構築したことが評価された。