[ 寄稿者:蓮田春高会広報担当 大熊 俊雄 氏(高15回) ]
第18回 蓮田春高会 名所・旧跡探訪実施さる(平成29年10月27日)
【太田市・金山城、足利市・足利学校、鑁阿寺を訪ねる】
第18回の蓮田春高会の名所・旧跡巡りが異常な雨天続きの中の貴重な晴れ間の下、行われました。参加者は15名で蓮田駅8時半に全員集合し出発しました。今回の目的地は、太田市、足利市の名所・旧跡をより深掘りしたものとするため、それぞれボランティアガイドをお願いして巡りました。
最初の訪問地は、日本100名城であります金山城で、私たち一行を駐車場で待ち受けていたガイドにより城跡を巡りました。金山城は、戦国時代に作られた城で、金山全体の地形を利用した「山城」で標高239mの山頂を中心に、四方に延びる尾根上を造成、曲輪とし、これを堀切・土塁などで固く守り、一度の落城もなかった堅固な城とのことです。見学は、尾根伝いに堀切、見晴台などを経由し石垣のある三の丸まで山道を歩きました。山頂の休憩所で昼食を食べ、下山し次の見学に向かいました。
昼食後は、足利学校・鑁阿寺を訪れました。足利学校は、日本最古の学校として知られ大正10年に国の史跡に指定されています。足利学校の創建について諸説ありますが、歴史が明らかになるのは上杉憲実(室町時代)が再興したころとのことでした。見学は入学証を手に入徳門、学校門、字降松、杏檀門、孔子廟、方丈、庫裡、書院をガイドの案内により見学しました。
続いて隣といってもよい距離に鑁阿寺がありました。鑁阿寺は今から八百年前の建久七年鎌倉時代に足利義兼公により開創された真言宗の古刹で境内には国宝指定の本堂など貴重な建物が多く、大正11年には国の史跡に指定されています。境内にある天然記念物の大イチョウは黄色く色付き始めていました。
今回は北関東の歴史遺産である金山城、足利学校、鑁阿寺をガイドさんを依頼しての名所・旧跡巡りを行いましたが、詳しい説明に皆さん理解が深まったのではないかと思います。
次回の名所・旧跡探訪を更に充実したものとなるよう検討しますので、多くの方の参加をお願いいたします。
[ 文責:柳澤 ]