[ 寄稿者:蓮田春高会広報担当 大熊 俊雄 氏(高15回) ]
第15回名所・旧跡探訪
●日時 平成27年11月15日 (日)
●コース ①平林寺 ⇒ ②野火止用水 ⇒ ③難波田城跡 ⇒ ④水子貝塚
●参加者 20名 (参加者氏名後記)
第15回名所・旧跡探訪は、蓮田駅午前9時に集合し、21名参加希望がありましたが、1名の方がご都合の関係で欠席され20名で定刻に出発しました。当日は、前日からの雨で心配しましたが、最初の探訪先である平林寺に着くころには雨も上がり、旅程が進むにつれ天気が良くなり、好天となりました。バス内では、吉田会長の挨拶の後、今回の幹事さんである斉藤さんから行程説明があり、約1時間で、平林寺に着きました。
平林寺は、関東地方で名高い古刹の一つで、今から約600年前、岩槻に岩槻城主太田道真により創建され、その後、川越城主松平信綱・輝綱父子によって現在の新座市野火止の地に移された。現在は、臨済宗妙心寺派の寺院であります。
見学は、広大な敷地の中にある寺院の埼玉県の指定文化財となっている総門、山門、仏殿、中門などの伽藍を見学後、武蔵野の面影を残す雑木林を散策しました。境内には、野火止用水の支流も流れ、もみじ山では色付き始めのもみじもありました。綺麗に整備された庭園の散策時には、本堂から僧侶の読経も聞こえて来ました。
次に訪れたのは、難波田城公園、この公園は富士見市にあります。難波田城は、中世に富士見市内を本拠として活躍した難波田氏の居城跡で、昭和36年に埼玉県旧跡に指定されました。この公園は、貴重な文化遺産を保存し、活用する目的で、3年をかけて、平成12年に完成しております。園内には、難波田城資料館や城跡を復元した「城跡ゾーン」、市内の古民家を移築した「古民家ゾーン」があり、富士見市の歴史や文化を肌で感じることが出来ます。
私たちは、到着後、旧大澤家住宅内にて昼食の弁当で腹ごしらえをした後、ガイドさんの案内で2班に分かれ古民家、難波田城跡を見学しました。参加者は、熱心にガイドの説明に聞き入り、多くの質問が飛び交い、見学時間が超過するほどでありました。
次は、今回の最後となります水子貝塚を見学しました。富士見市は、武蔵野台地の北東縁に位置し、東半部を占める荒川低地は縄文時代には海でした。水子貝塚は、魚や貝などの海の幸を求めて集まった人々が残した貝塚の一つであります。昭和12年の発見以来数回の発掘調査が実施され、竪穴式住居跡内に残された小貝塚が環状に分布する縄文時代前期中頃(約6,000~5,500年前)の集落後であることが明らかになり昭和44年に国史跡に指定されました。
水子貝塚には資料館があり、ビデオの視聴後、ガイドさんによって資料館内部の展示、縄文時代の生活について詳しい解説がありました。資料館内部には、発掘された貝塚、人骨、犬の骨、土器、石器などが展示されておりました。その後、公園内の復元竪穴住居に入り説明を受け、内部が以外にも広く当時の生活を窺い知る良い体験が出来ました。
今回の名所・旧跡探訪地は、埼玉県西部で東部に住む我々には、新しい発見が出来ました。同窓会の名所・旧跡探訪、ウオーキングなどの行事の行く先の選定にはまだまだ困らないなと思いました。
[ 文責:柳澤 章 ]
参加者氏名(敬称略)
飯野敏雄, 岡野 弘, 森戸乙三郎, 岡田貞男, 新井武治, 石井正夫, 祖父江雅和, 中野三郎, 吉田雅芳, 塚本 正, 岸 重男, 本橋恒雄, 斉藤吉昭, 大熊俊雄, 服部雅晴, 柳澤 章, 金子隆明, 長嶋祐介, 岩崎一彦, 野村秀雄