パイロット

全日空パイロット

1984年卒業   高36回

さいとう あがた 齋藤 縣 サイクリング同好会OB

住所 神奈川県横浜市

春高に行って良かったこと

入学するまでは、勉強中心の進学校と思っていましたが、旧制中学からの「伝統」と「質実剛健」に基づく学校生活は教職員と在校生によって受け継がれる、正に文武両道の校風であると驚きを覚えました。新しいもの好きの私は、できたばかりのサイクリング同好会に入り、先輩方や後輩とともに春高に染まっていったような気がします。梅雨空の下での春高祭フィナーレでの校歌合唱や体育大会、10000メートル走では、互いに良きライバルとして大きな目標の実現に向かって全体で取り組む一体感を感じることができ、社会生活の土台を身に付けられたと考えています。また、当時では珍しかった海外留学帰国者との交流は、パイロットを志すきっかけにもなりました。

自己紹介

独立行政法人航空大学校を卒業後に全日本空輸に入社。ボーイング767、747の副操縦士を経て、1999年にボーイング777にて機長発令。その後、2009年から現在まで航空法に基づく機長資格の審査を執り行う指名査察操縦士を拝命し、その立場からエアバス320機長資格取得後、2018年からエアバス380の導入に係わりフランス・トゥールーズから1号機の空輸飛行を担当。また、国交省航空局、日本航空とともにcompetencyに基づくパイロット訓練審査プログラム開発と関連諸規則と通達の制定や国際民間航空機関 (ICAO)でのPilotのTrainingに関するTask ForceにおいてICAO附属書などの改訂に参画。現在(2023年)、指名査察操縦士として、MFF (Mixed Fleet Flying)という制度によりエアバス380と320を交互に乗務。航空業界では、パイロットをはじめ多くの春高OBが活躍しています!