日向英実会長の挨拶

春日部高校は、明治32年に埼玉県第四中学校として武蔵野の八木崎原頭(*)に誕生し、以来、埼玉県立粕壁中学校、埼玉県立春日部高等学校と校名を改めながら、百十余年の歴史を歩んでまいりました。

その間、「質実剛健」の校訓と「文武両道」の教育方針のもと、全国的には数少ない公立の男子校として、その後、定時制と分校が共学校として併設され、3万6千人を超える同窓生を世に送り出してまいりました。それぞれの卒業生はすべて同じ同窓会に所属をし、同窓生は、地域社会に深く根をおろし社会のリーダーとして活躍するとともに、医学界、法曹界、政・官界、経済産業界、教育界、文壇、芸術、芸能・スポーツ界等の各界各層でも活躍し、わが国と地域社会の発展に貢献してまいりました。

本校の同窓会は、「春高文化の森」構想を基軸に本部で主催する総会、各支部の同窓会、同窓生による実力向上のための勉強会、ゴルフ会、囲碁クラブ、オペラ観賞会、N響メンバーによる演奏会、春高ウォークなどの多彩な活動を行っております。また、同窓会の組織は、北は北海道から南は関西春高会まで、海外ではヨーロッパ倶楽部など、35の支部が独自に地域に根差した活動を行っております。そこでは、同年代の交流だけでなく、先輩と後輩との堅い絆のもと、さまざまな面での心と文化の交流が行なわれ、相互研鑽の相乗効果を生み出しております。

春高生の誇れる特徴は、在校当初より校歌をこよなく愛し、機会あるごとに校歌を熱唱することであります。素晴らしい旋律と歌詞に心を奪われ、卒業後の集会でも最後には必ず校歌を声高らかに肩を組んで歌います。本校の同窓生は、春高で学んだこと、部活動などを通して出会った友との友情を大切にし、春高生であったことに喜びと誇りをもって活動しております。これからも、春日部高校と同窓会活動への皆様方の変わらぬご指導とご鞭撻を、さらにご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

埼玉県立春日部高等学校同窓会会長 日向 英実

*「原頭」とは「原野のほとり」の意味です。


[ 日向英実会長の略歴 ]

昭和24年生まれ。慶応大学法学部を卒業後、昭和48年にNHKに入局。同63年番組制作局チーフプロデューサーに。平成17年に番組制作局長。その後、専務理事、放送総局長を歴任。制作した主な番組はNHK特集「チェルノブイリ原発事故」や「私は日本のスパイだった」、NHKスペシャル「シリーズ生命40億年はるかな旅」等。平成23年からNHK交響楽団理事長を務める。平成28年6月から春日部高校第11代同窓会会長。


歴代同窓会会長

(敬称略)

初代 新井 浚
第2代 大野 伊右衛門
第3代 丸山 正次
第4代 君塚 皎
第5代 大沢 弘
第6代 山口 宏
第7代 野中 英二
第8代 川島 秀治
第9代 荒木 貞行
第10代 今井 宏
第11代 日向 英実